本日発売となった別冊『卓球グッズ2021』。新製品からトレンドを深掘りするのはもちろん、細か~い部分にもつっこむのが別冊『卓球グッズ』でもある。
今年、目をつけたのは「接着剤」。日本国内では2007年、世界では2008年から揮発性有機溶剤を含んだ接着剤、いわゆるスピードグルーが禁止となってから10年以上が経過。接着力や使いにくさの課題も克服し、水溶性接着剤はすっかり定着している。
水溶性接着剤は、それによって性能が変わるということはないものの、塗り方などで何か差が出るのでは? と思い立って企画したのが「接着剤で変わる!!」だ。この企画では水溶性接着剤を粘度によってタイプに分類し、そのタイプごとで重量や打球感などを比較・検証しているが、接着剤を比較する作業は、はっきり言って地味。しかし、ラケットに接着剤を塗っては乾かす作業を、夜中のデスクで繰り返して検証した結果は、小さいようで、意外と大きかった。微差は大差、接着剤にまでこだわってこそ、真の用具マニアと呼べるのではないだろうか?
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