2021年全日本卓球選手権大会が丸善インテックアリーナ大阪で来週11日から開催される予定になっているが、東京を含む一都三県に緊急事態宣言が出され、本日、日本卓球協会は緊急の会議で全日本開催を確認した。
しかし、協会の決定を受け、日本卓球リーグの強豪チーム、協和キリン卓球部が大会を棄権することを正式に決定した。
同チームには平野友樹、松平賢二、渡辺裕介という上位を狙う選手が所属している。新型コロナ感染者の拡大で、全日本選手権の出場を見合わせる選手はいるが、強豪選手の棄権は初めてのこと。
協和キリン 松平賢二選手のコメント
「ぼくとしては正直スッキリしています。会社はぼくたちの健康と命を守るという判断をしてくれた。会社の棄権という判断を聞いてうれしかった。
年末年始から様子がおかしかったし、緊急事態宣言で飲食店関係の人はいろいろ制限されるのに、ぼくらがやりたいというだけで、大会をやってもいいのかと心の中でひっかかっていました。ぼく個人としては大会を中止にしてほしかった。だから今はすっきりした気持ちです。来年度、たくさんの試合が開催されることを願います」
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