卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

【春季関東学生リーグ1部】男子は日本大が38年ぶりの優勝、女子は中央大が春季2連覇を達成!

5月10日よりスタートした関東学生リーグ男女1部が閉幕。男子は日本大が昭和60年以来、38年ぶりの優勝、女子は中央大が春季2連覇を達成した。

 

【男子1部】
1位:日本大(6勝1敗)
2位:専修大(5勝2敗)
3位:明治大(5勝2敗)
4位:筑波大(4勝3敗)
5位:早稲田大(3勝4敗)
6位:中央大(3勝4敗)
7位:法政大(1勝6敗)
8位:大正大(0勝7敗)

★殊勲賞:加山裕(日本大)

 

★最優秀新人賞:道廣晴貴(中央大)

 

◆日本大、明治大の最終日試合結果

〈日本大 4-1 中央大〉
辻井 -4、12、-10、-11 道廣○
○加山 9、9、-8、-9、7 坂田
○伊藤 6、3、8 前出
○小林/伊藤 9、5、-8、7 小松/米倉
○小林 10、11、1 菊地

 

〈専修大 4-2 明治大〉
田中 -2、-4、-2 宮川○
○阿部 -4、5、-8、6、9 松田
宮本 -8、9、-4、7、-9 櫻井○
○阿部/野田 -7、-7、7、9、4 宮川/飯村
○野田 11、-9、9、4 飯村
○星 7、10、-10、-10、7 山本

 

男子は最終日まで明治大と日本大に優勝の可能性が残り、明治大が専修大に勝利すれば明治大の優勝。明治大が敗北し、日本大が中央大に勝利すれば日本大の優勝が決まるという状況に。

 

先に勝負を決めたのは日本大。第6戦で明治大を破り勢いに乗る中央大に1番を奪われるも、2番の加山(日本大)が坂田(中央大)をフルゲームで破ると、それに続くかのように伊藤と小林が単複で勝利し、中央大を下した。この時点で日本大の2位以上が確定。明治大の試合が終わるのを待つ形となった。

巧みなカット打ちで菊地を攻略した小林

今季シングルス全勝の宮川。専修大戦でも1番で勝利を挙げ、敢闘賞を獲得した

日本大、そして明治大の優勝がかかった明治大vs専修大の一戦は大激戦に。1番と3番を明治大、2番と4番を専修大が奪って団体スコア2-2に。5番で出場した野田(専修大)は飯村(明治大)に対して力強いフォアハンドを打ち込んで勝利し、これで専修大が勝利へ王手をかける。

飯村を下した野田。威力のあるフォアドライブが冴え渡った

同時進行で行われた6、7番は、先に7番の手塚(明治大)が福澤(専修大)に勝利したことで、勝負の行方は6番に託された。6番に出場した星(専修大)は山本(明治大)から先に2ゲームを奪うも、脅威の粘りで山本が追いつきゲームカウント2-2に。精神的には0-2からフルゲームまで持ち込んだ山本のほうが優位かと思われたが、最終ゲームは星が気迫のプレーで山本を振り切り、専修大の勝利を決めた。この瞬間、日本大の38年ぶりの優勝が決定。専修大が2位、明治大は3位に終わった。

山本を振り切った星(奥)。気迫のあるプレーで、最終ゲームは序盤からリードを奪った

38年ぶりの優勝となった日本大

関連する記事