●男子シングルス5回戦
英田理志(愛媛県競対) 10、7、10、−6、6 吉村和弘(東京アート)
男子シングルスも5回戦(ランク決定戦)が進行。英田理志(愛媛県競対)が吉村和弘(東京アート)を破り、初のランク入りを果たした。試合後、涙ながらに「みなさんのおかげです」とひと言。
実は昨年、4回戦でこの二人は対戦していた。英田は3-0とリードしながら逆転負けを喫し、その時も泣きながら敗者のコメントを残した。今年も先に3ゲームを連取したが、4ゲーム目を落とした。ここで昨年の悪夢がよぎったのではないか。しかし、それを振り切って11−6でしっかり勝ち切り、初のランク入りを決めた。去年は悔し涙、今年はうれし涙。ベンチに入った「ミスター・カットマン」、高島規郎さんが英田を祝福した。
トップクラスでは珍しい、両面裏ソフトのカットマンである英田。しかもカットと攻撃が半々というユニークなプレースタイル。昨年までスウェーデンリーグで活躍し、2020年のTリーグではT.T.彩たまで試合出場の機会を得て活躍している。選手としての勲章である、全日本のランク入りは達成した。ベスト8入りをかけた次の対戦相手は郡山北斗(リコー)だ。
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