卓球王国 2022年5月20日 発売 vol.302
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全日本選手権2021

森薗政崇、初の決勝進出。ロビングも全力で打ち抜く

●男子シングルス準決勝
森薗政崇(BOBSON) 11、9、5、-13、11 田中佑汰(愛知工業大)

男子シングルス準決勝、森薗政崇が初の決勝進出!

ともにTリーグの岡山リベッツに所属し、互いにチキータを得意とする両選手。フォアサイドを切るサービスを出してからカウンターを狙うラリーが中心となった。1ゲーム目、田中は6-10から5本連取で11-10とゲームポイントを取ったが、ここを取り切れず。ゲーム後半での競り合いでは森薗が積極的に回り込んで得点を奪い、ゲームの流れをつかんでいった。

田中のロビングにもミスなく強打を打ち込んだ森薗

2ゲーム目以降も、田中が台上で流しフリックからストレートにフォアでカウンターするなど、スマートなプレーを見せるが、ラリーになると田中が台から下げられる場面が多く、フィッシュやロビングでしのぐ展開。弧線の高い田中のロビングも、森薗はミスせずに打ち抜き、3ゲーム連取で一気に王手をかける。4ゲーム目に森薗が12−11でマッチポイントを握るが、ここは田中がフォアドライブでレシーブエースを奪い、15−13と逆転で1ゲームを返す。

次第に開き直り、レシーブから積極的な両ハンドの攻撃が出てきた田中だが、試合の展開は変わらず。5ゲーム目も森薗が10−9でマッチポイント。結局、13−11で田中を押し切り、これまで静かにプレーしてきたファイター・森薗が大きく吠えた!

「森薗さんは1本強打で良いボールが入ってもなかなか決まらない。連続して攻撃しないといけないと思っていた。やってみても1本多く返ってくるなと思いました」と試合後の田中。意外にも、今大会での目標は「ベスト16に入って来年のスーパーシードを獲得すること」だったというが、丹羽を破ってのベスト4入りは自信になるだろう。「まず戸上選手に勝つことが目標でしたが、その試合がなくなり、運もあって予想以上に勝ち上がれた。来年はもっと結果を出して周りの人たちに恩返しがしたい」(田中)

キレのある両ハンドを随所に見せた田中だが、序盤はややミスが多かったか