卓球王国 2024年12月20日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

WTTフィーダー ベイルートⅡ、シングルスは荘智淵、アクラが優勝。インド勢が3種目で戴冠

レバノンの首都ベイルートで、2大会連続で開催されたWTTフィーダー ベイルート。22~24日にかけて男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目で優勝が争われ、3種目でインド勢が頂点に輝くなど強さを見せた。

〈男子シングルス〉
優勝:荘智淵(チャイニーズタイペイ)
準優勝:ゲラシメンコ(カザフスタン)
3位:ムラデノビッチ(ルクセンブルク)、グナナセカラン(インド)

男子シングルスは、第1シードとして挑んだ42歳の荘智淵(チャイニーズタイペイ)がベテランの味を見せて優勝。準々決勝まで取りこぼしなく勝ち進み、準決勝では勢いのあったムラデノビッチ(ルクセンブルク)をゲームカウント3-1で退けて決勝へ。

決勝ではカザフスタンのエース・ゲラシメンコ(カザフスタン)と対戦。2度のゲームポイントをしのいで1ゲーム目を奪うと、2ゲーム目は中陣からの力強い両ハンドドライブで圧倒し、11-5でゲームを連取。

しかし3ゲーム目はバックでのミスが続き、6-11でゲームを落とすと、4ゲーム目も4-8、6-9と相手にリードを許す苦しい展開。それでも、守勢に回らず、最後まで攻撃の手を緩めなかった荘智淵が後陣での激しい打ち合いを制して見事逆転勝利。22年のWTTフィーダー ウエストチェスター大会以来、2度目となるWTTシングルスのタイトルを獲得した。

男子シングルス優勝:荘智淵(チャイニーズタイペイ)

〈女子シングルス〉
優勝:アクラ(インド)
準優勝:デヌッテ(ルクセンブルク)
3位:徐孝元(韓国)、マロバビッチ(クロアチア)

女子シングルスは、アクラ(インド)がWTTシングルス2度目の栄冠を手にした。

アクラは準々決勝で劉馨尹(チャイニーズタイペイ)にゲームカウント1-2からの逆転勝利で勢いに乗ると、準決勝では第1シードの徐孝元(韓国)を撃破。続く決勝は、準々決勝で倪夏蓮(ルクセンブルク)との同士討ちを制したデヌッテ(ルクセンブルク)と対戦。

デヌッテの力強い両ハンドドライブに押され、1ゲーム目を落とし、2ゲーム目もゲームポイントを奪われるなど苦しい戦いとなったが、焦らずバックの粒高でうまくミスを誘って得点に繋げたアクラが一気に3ゲーム連取し勝利を決めた。

女子シングルス優勝:アクラ(インド)

なお、各種目の入賞者は下記のとおり。

〈男子ダブルス〉
優勝:タッカル/シャー(インド)
準優勝:パル/ダニ(インド)
3位:クルマンガリエフ/ケンジグロフ(カザフスタン)、アファナドル/ベンアティア(プエルトリコ/チュニジア)

男子ダブルス優勝:タッカル/シャー(インド)

〈女子ダブルス〉
優勝:朱成竹/杜凱琹(香港)
準優勝:アクラ/チターレ(インド)
3位:マンツ/ルプレスク(ドイツ/セルビア)、アカシェワ/ミルカディロワ(カザフスタン)

女子ダブルス優勝:朱成竹/杜凱琹(香港)

〈混合ダブルス〉
優勝:バイシャ/パル(インド)
準優勝:グナナセカラン/バトラ(インド)
3位:レバヤツ/ルプレスク(セルビア)、タッカル/カマス(インド)

混合ダブルス優勝:バイシャ/パル(インド)

写真提供:WTT

 

関連する記事