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      <卓球王国2022年3月号より>
発売から半世紀を越え、なおもベーシックな高弾性裏ソフトの代名詞としてロングセラーとなっているヤサカ『マークⅤ』。その名称と、ラバーパッケージの赤×黒のデザインを受け継いでいる時点で、この『マークカーボン』には、圧倒的な信頼感と安定感が約束されている。
昨春、『マークⅤ』に合うベーシックなラケットとして同時発売されたのが、『マークウッド』と『マークカーボン』。前者は木材のみの5枚合板で、まさに初心者向けの使いやすさ、安定感がウリだった。
一方、今回紹介する『マークカーボン』は、5枚合板にカーボン素材を挟んだモデル。安定性に反発力が加わり、より攻撃的な設計となった。ただし、『マーク』の名を冠していることからも想像できるように、特殊素材ラケットとしては最大限に安定感を生かした設計だ。極薄カーボンをインナー(合板表面から内側の3枚目)に配置し、板厚もスリムに設計。木材ラケットに近い球持ちの良さを残している。『マークⅤ』と合わせれば初心者でも扱える一方で、そこから一歩ステップアップした中級者でも、『ライガン』『ラクザ』などのスピン系テンション裏ソフトを合わせることで、十分な威力も発揮する。このラケットで卓球を始めたら、長く使える1本となりそうだ。
実際、別冊『卓球グッズ2021』の試打では、「軽くて使いやすい」「あらゆる技術がやりやすい」「回転量が多い」などの評価が得られている。また表ソフト使用選手も、「程良い弾きの良さで使いやすい」とコメントしているように、使うラバーを選ばない合板設計となっている。
他の特徴としては、平均重量が86gと軽め。グリップも比較的スリムで、多くの人が握りやすく操作しやすい。またスウェーデン製の合板技術による品質の高さもある。赤×黒のデザインも派手過ぎず地味過ぎず、手に取る人を選ばない。
完全な初心者から、初めて特殊素材ラケットを使おうという人、ラケットに安定感を求める中級者まで、幅広い人に薦めるラケットとして、これほど「間違いのない一本」はないだろう。

極薄カーボンを赤い添芯と中芯の間に組み込んだインナー仕様。板厚は5.7㎜と薄め
 
●攻撃用シェークラケット
●¥7,920(税込)
●木材5枚+カーボン2枚
●板厚:5.7㎜
●平均重量:86g
●グリップ:FL
●㈱ヤサカ 303・3634・5158
photo >> Yoshinori Eto
text >> Hiromoto Takabe
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