●ジュニア男子4回戦
星優真(東山高) −6、8、8、6 吉山僚一(愛工大名電高)
ジュニア男子4回戦、昨年度チャンピオンの吉山僚一が星優真に敗れ、4回戦で姿を消した。
両ハンドのパワーと精度は超ジュニア級の吉山。しかし、星戦は1ゲーム目を先取したものの、左腕の星の独特なリズムになかなかペースをつかめなかった。対戦相手の星は堂々たる体躯を誇るサウスポー。中学3年まで仙台ジュニアクラブで腕を磨き、同級生の張本智和とはダブルスを組んでいた。レシーブではチキータと長いツッツキからのカウンターを多用し、チャンスがあれば一発のパワードライブで狙い打つヨーロッパのジュニア選手のようなスタイルだ。ゲーム終盤、らしからぬイージーミスが続き、「納得がいかない」という表情を浮かべていた吉山。久々の実戦で、プレー環境にうまくフィットできなかった印象があった。
「プレッシャーもあったんですけど、相手(星)が思い切ってプレーしてきて、守りの試合になってしまった。相手が有利な流れになって負けてしまいました。相手は想定以上に攻めてきた。一般は逆に自分が挑戦する立場なので、一戦一戦向かっていって、試合をたくさんできればいいと思います」(吉山)
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