青森県青森市のマエダアリーナで開催されている第57回全日本社会人卓球選手権。社会人の男女シングルス、男女ダブルスの日本一を決める大会として、日本リーガー、Tリーガー、企業や役所など、全国から選手が集結している。
大会2日目の10月28日は、男女ダブルスの優勝ペアが決定。男子は前回優勝の渡辺裕介/松山祐季(協和キリン)が、決勝でチームメイトの硴塚将人・田原彰悟(協和キリン)をフルゲームの激戦の末に下し、見事2連覇を達成した。
準々決勝に勝ち上がってきた8ペアのうち6ペアが右利きと左利きの選手で組んでいる中、渡辺/松山は右利き同士のペアながら抜群のコンビネーションを見せた。渡辺がミスなくしっかりとコースを突いたドライブで攻めると、松山は荒削りながら一撃の得点力を誇る両ハンドドライブを振り続ける。やや強引に打ち込んでミスをしても、渡辺は同様することがない。これにより、松山はプレッシャーなく強気の攻撃を最後まで続けることができていた。
松山は渡辺と組んで初優勝の前に平野友樹と組んだダブルスでも優勝しているため、個人としてはこの種目で3連覇ということになる。
●男子ダブルス・準々決勝
渡辺裕介/松山祐季(協和キリン) 6、7、 6 遠藤竜馬/弓取 眞貴(日野キングフィッシャーズ)
松下海輝/藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ) 16、−6、−9、4、8 平野晃生・皆川朝組(日野キングフィッシャーズ)
西康洋/川上尚也(日野キングフィッシャーズ)−11、9、−11、6、9 上村慶哉・酒井明日翔(シチズン時計)
硴塚将人・田原彰悟(協和キリン) 9、−9、8、8 有延大夢・田添響(琉球アスティーダ・岡山リベッツ)
●準決勝
渡辺 裕介/松山祐季 −9、7、8、7 松下海輝/藤村友也
硴塚将人/田原彰悟 9、−8、10、5 西康洋/川上尚也
●決勝
渡辺裕介/松山祐季 −6、10、5、−11、9 硴塚将人/田原彰悟
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