大会報道
長野県安曇野市のANCアリーナで開催されている全日本社会人卓球選手権は大会2日目を終え、男女ダブルスの優勝が決まった。
男子ダブルスは、前回チャンピオンの平野友樹・松山祐季（協和キリン）が、平野の協和キリン監督就任による「個人戦からの引退」によって不出場。新ペアとして松山とダブルスを組んだのは渡辺裕介（協和キリン）。松山と渡辺は今年4月にペアを結成し、いきなり社会人のタイトルを獲得した。
渡辺・松山は決勝まで1ゲームも落とすことなく勝ち上がると、決勝では3ゲーム目を落としたがすぐに立て直して4ゲーム目を奪い、3-1で勝利。本人たちも「信じられない」と驚いていたが、渡辺が台上とラリーで丁寧かつ質の高いボールでチャンスを作り、松山がパワフルな両ハンドドライブで打ち抜くという、お互いの役割がしっかりできていた。今後は日本リーグなど団体戦でも起用されることになるだろう。
渡辺（左）がミスなくしっかりコースを突き、松山が豪快に決めた
準決勝で大島・田添とのラリー戦に勝ち、決勝に進んだ高見（右）・定松ペア
■男子ダブルス準々決勝
大島祐哉・田添健汰（木下グループ） -9、7、2、10 上村慶哉・酒井明日翔（シチズン時計）
高見真己・定松祐輔（日鉄物流ブレイザーズ） 6、7、-7、-6、9 松平賢二・硴塚将人（協和キリン）
松下大星・宮本春樹（クローバー歯科カスピッズ） 7、8、5 皆川朝・平野晃生（日野キングフィッシャーズ）
渡辺裕介・松山祐季（協和キリン） 11、6、7 松下海輝・藤村友也（日鉄物流ブレイザーズ）
■準決勝
高見真己・定松祐輔（日鉄物流ブレイザーズ） -4、-10、8、8、8 大島祐哉・田添健汰（木下グループ）
渡辺裕介・松山祐季（協和キリン） 1、7、8 松下大星・宮本春樹（クローバー歯科カスピッズ）
■決勝
渡辺裕介・松山祐季（協和キリン） 4、5、-7、6 高見真己・定松祐輔（日鉄物流ブレイザーズ）
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