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大会報道

WTTチャイナスマッシュ、今日からシングルスの本戦がスタート。張本美和は何卓佳に敗れる

中国では初めての開催となるWTTの最高峰大会のグランドスマッシュが、9月26日から北京市の石景山首鋼公園内のアリーナで行われている。この石景山首鋼公園は2022年冬季北京オリンピックの会場にもなった場所だ。

WTTおなじみの入場演出。大音量の音楽も観客を高揚させる

チャイナスマッシュの会場はメインアリーナの「インフィニティアリーナ」に1台、サブアリーナの「スマッシュアリーナ」に3台を設置し、合計4台で男女シングル、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目を行う。ランキングポイントも高く、中国をはじめ世界各地からトップ選手が集結している。

セレモニーで歓迎の挨拶を行った中国卓球協会会長の劉国梁

WTTのスティーブ・デイントンCEO

 

本日9月29日からは男女シングルスの本戦が始まり、インフィニティアリーナでのオープニングセレモニー後の11時からの第1試合には孫穎莎(中国)が登場。日曜日ということもあり、超満員の観客が「莎莎!」コールの大合唱。改めて中国での卓球人気、そして孫穎莎人気の高さを感じた。

トップバッターは人気ナンバーワンの孫穎莎

その後の試合には張本智和、張本美和も登場。兄の智和は黃鎮廷(香港)を3‐1で下してたが、妹の美和は何卓佳(中国)に0‐3で敗退。フォア面に裏ソフト、バック面に変化系表ソフトを使用する何卓佳のボールに最後まで合わなかったが、前日に福岡県で行われたTリーグに出場し、その後に福岡から北京に入り。本来のプレーを出すことができなかったのは、何卓佳の強さに加えて、夜遅くにホテルに到着し、翌日の昼にチャイナスマッシュという強行スケジュールということで疲労もあったのではないかと思われる。

張本智和はしっかりとしたプレーで初戦をクリアした

33歳のベテラン、黃鎮廷はまだまだ健在

張本美和は最後まで諦めずに戦ったが、「らしくないミス」が続いてしまった

木下アビエル神奈川でプレー経験のある何卓佳

日本勢では松島輝空がゲラシメンコ(カザフスタン)を3‐0で圧倒。サービスが効き、得意のバックハンドで粘り強いゲラシメンコに何もさせずに終わらせた。

スマッシュアリーナでも波乱が発生。男子シングルス初戦で林昀儒(チャイニーズタイペイ)がシェルベリ(スウェーデン)にフルゲームの9‐11で敗れた。

シェルベリが殊勲の勝利

 

張本智和 6、‐9、7、9 黃鎮廷(香港)

何卓佳(中国) 9、2、2 張本美和

松島輝空 7、6、3 ゲラシメンコ(カザフスタン)

シェルベリ(スウェーデン) 3、4、‐6、‐5、9 林昀儒(チャイニーズタイペイ)

 

現地時間18時から始まる日本選手の試合は、女子シングルスは平野美宇がアクラ(インド)、木原美悠がポルカノバ(オーストリア)、伊藤美誠がバトラ(インド)と対戦。男子シングルスは篠塚大登が王楚欽(中国)、吉村真晴がモーレゴード(スウェーデン)、戸上隼輔が林鐘勲(韓国)と対決。混合ダブルスには松島輝空/張本美和が登場する。

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