広島・エフピコアリーナふくやまで行われている日本リーグ プレーオフ JTTLファイナル4。2日目の今日は男女決勝が行われ、年間王者が決定する。10時から行われた女子決勝は4試合すべてがフルゲームという激闘の末、十六銀行が2年連続のファイナル4制覇を達成した。
【JTTLファイナル4】
〈十六銀行(後期2位) 3-1 中国電力(後期1位)〉
山本 -5、10、-8、-7 土田○
○安藤 -8、9、11、-7、8 宋
○加藤杏 -5、7、-7、9、8 庄司
○徳永 -5、8、6、-4、7 成本
2年連続決勝での対戦となった中国電力と十六銀行。1番は中国電力の主将・土田美佳が昨日の準決勝に続き、フルゲームで勝利。途中までフォア強打のミスが目立った土田だが、我慢のプレーで山本怜に粘り勝ち。これが中国電力での最後の団体戦となった土田が「団体戦女」の本領を見せる試合で中国電力が先制点をあげた。2番は十六銀行のエース・安藤みなみに対し、相性の良い宋恵佳をぶつけた中国電力。だが、今日の安藤はサービスをうまく散らして宋に主導権を与えない。ラリーでも変化をつけながら強打を叩き込んで、エースの仕事を果たした。
タイで迎えた3番は庄司有貴が1ゲーム目はカットの変化で加藤杏華を翻弄するも、2ゲーム目以降は加藤がツッツキを交えながら粘り、打てるボールだけを狙う作戦にスイッチ。第3、4ゲームをそれぞれ奪い合い、勝負は最終ゲームまでつれたが最後まで我慢のカット打ちを見せた加藤が「日本リーグで0勝3敗」という苦手の庄司から殊勲の星をあげた。
後のない中国電力の4番は、昨日の昭和電工マテリアルズ戦で石川佳純(全農)を下した成本綾海に託すも、徳永美子も気合いの入った戦いぶりで追いすがり、この試合も最終ゲームに突入。勝負の第5ゲーム目は徳永がスタートダッシュを決めて勝利。昨年に続き、徳永の勝利で十六銀行がファイナル4のタイトルを勝ち取った。
昨年の決勝は5番までもつれる接戦、今回も4試合すべてフルゲームという、十六銀行と中国電力、国内の団体タイトルを争うライバルによる素晴らしいゲームだった。
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