10月19〜23日にかけて中国・マカオで開催中のWTTチャンピオンズ大会。男子シングルス、女子シングルスの2種目に日本からは張本智和(IMG)、宇田幸矢(明治大)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)の5名が出場。女子は木原、伊藤、石川がそれぞれバトラ(インド)、ベリストロム(スウェーデン)、リリー・チャン(アメリカ)に勝利し、2回戦へ駒を進めた。
一方男子は、張本がファルク(スウェーデン)に、宇田が馬龍(中国)にそれぞれ1-3で敗れ惜しくも初戦敗退。世界選手権成都大会(団体戦)では、準決勝で中国から2点を奪う活躍を見せた張本だったが、今大会ではファルクのリーチを生かした攻撃に押され、守りに入ってしまった張本が初戦で姿を消した。宇田は東京五輪王者の馬龍に肉薄するも、後半は馬龍に経験の差を見せつけられ2回戦進出はならなかった。
また、女子では王曼昱(中国)がユエン・ジアナン(フランス)に初戦で敗れる波乱。王曼昱に先に2ゲームを奪われたユエン・ジアナンは、早い打球点で攻撃を仕掛け、王曼昱の威力ある両ハンドを封じて2-2に追いつくと、最終ゲームはユエン・ジアナンが5-0リードで試合が進行。10-6でユエン・ジアナンが先にマッチポイントを握るも、王曼昱が意地を見せ4点を連取。しかし最後はユエン・ジアナンの思い切ったプレーが光り、12-10でゲームをものにした。
写真提供:WTT
現時点での試合結果は以下のとおり
〈男子シングルス〉
●1回戦
樊振東(中国) 7、8、7 黄鎮廷(香港)
ジャー(アメリカ) 8、8、8 K.カールソン(スウェーデン)
フランチスカ(ドイツ) 9、9、-11、19 ジェラルド(ポルトガル)
ヨルジッチ(スロベニア) -8、5、9、-10、3 フレイタス(ポルトガル)
梁靖崑(中国) 6、-12、10、-10、2 林高遠(中国)
A.ルブラン(フランス) 6、-11、8、6 張禹珍(韓国)
プツァル(クロアチア) -9、6、10、-3、10 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
林昀儒(チャイニーズタイペイ) -9、12、9、-7、6 ボル(ドイツ)
モーレゴード(スウェーデン) -3、8、3、-7、7 ピッチフォード(イングランド)
ワン・ヤン(スロバキア) 10、7、-10、7 ゲラシメンコ(カザフスタン)
シェルベリ(スウェーデン) 8、9、9 アルナ(ナイジェリア)
ファルク(スウェーデン) 4、6、-3、6 張本智和
王楚欽(中国) 9、12、4 カルデラノ(ブラジル)
オフチャロフ(ドイツ) 8、-6、8、11 安宰賢(韓国)
チウ・ダン(ドイツ) 6、7、9 グナナセカラン(インド)
馬龍(中国) 9、-13、3、2 宇田幸矢
〈女子シングルス〉
●1回戦
孫穎莎(中国) 6、2、5 B.タカハシ(ブラジル)
ヤン・シャオシン(モナコ) 11、-6、8、7 倪夏蓮(ルクセンブルク)
マテロバ(チェコ) 6、9、7 アルホダビ(エジプト)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 3、-8、8、6 杜凱琹(香港)
ユエン・ジアナン(フランス) -8、5、-8、9、10 王曼昱(中国)
陳思羽(チャイニーズタイペイ) 6、-3、5、-7、6 ミッテルハム(ドイツ)
メシュレフ(エジプト) 9、6、-4、6 李皓晴(チャイニーズタイペイ)
石川佳純 5、8、5 リリー・チャン(アメリカ)
田志希(韓国) 9、-9、13、7 ハン・イン(ドイツ)
陳幸同(中国) 6、7、9 A.ディアス(プエルトリコ)
シャン・シャオナ(ドイツ) 8、-9、7、14 シャオ・ジエニ(ポルトガル)
王芸迪(中国) 8、9、9 ゴーダ(エジプト)
伊藤美誠 -9、8、6、6 ベリストロム(スウェーデン)
木原美悠 7、-9、4、4 バトラ(インド)
スッチ(ルーマニア) 4、4、11 バラゾバ(スロバキア)
陳夢(中国) 5、3、7 ユ・フ(ポルトガル)
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