大会報道
選手、帯同者、大会関係者、報道陣の全員がPRC検査を受けるなど、新型コロナウィルスの感染対策を徹底し、熊本市で開催されている日本リーグビッグトーナメント。男女シングルス、男女ダブルスの4種目で覇権が争われる中、男女ダブルスの優勝が決まった。
男子ダブルスを制した鹿屋・郡山（リコー）は、準々決勝で新卒1年目のフレッシュペア、遠藤・弓取（日野自動車キングフィッシャーズ）を3対1、準決勝で笠原・酒井（シチズン時計）を3対1で下すと、決勝で松下・藤村（日鉄物流ブレイザーズ）と激突。
藤村のサービスに手こずり、1対2とゲームをリードされたが、郡山の目の覚めるような一撃バックドライブが入りだして追いついた。ラリー戦でも鹿屋がライジングをとらえたバックミートで日鉄ペアのドライブを弾き返し、郡山は中陣からもバックドライブで抜き去るなど手がつけられない状態になる。強気で押し切ったリコーペアが逆転で初優勝を手にした。
優勝した鹿屋（右）・郡山
2位の松下（右）・藤村
女子ダブルスは、土田（中国電力）の引退により、新ペアとして出場した宋・成本（中国電力）がほかを寄せ付けない強さで初優勝。
宋・成本は、準々決勝で高橋・浅井（エクセディ）、準決勝で鈴木・山本（昭和電工）に勝つと、決勝で平・田口（昭和電工）に快勝。宋の鋭く切ったストップで相手ペアの3球目を封じ、成本が両ハンドで得点。サービスになれば成本がしゃがみ込みサービスでチャンスを作り、宋が切れのある両ハンドで決めるというパターンで得点を量産した。
宋はこれまで土田とのペアで全日本社会人選手権を2度制しているが、成本との新ペアでも早々とタイトルを奪取した。
優勝した宋（右）・成本
2位の平（左）・田口
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