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白熱の全日本マスターズが終了。全種目でチャンピオンが決定!

岡山県岡山市のジップアリーナ(岡山県総合グラウンド体育館)で開催されていた全日本選手権マスターズの部は大会最終日を迎え、昨日に続きサーティ(30歳以上)からローシックスティ(60歳以上)の4つの年代で、今年度のチャンピオンが決定した。各種目のメダリストは下記のとおり。熱戦の模様は12月21日発売の卓球王国2023年2月号に掲載します!

【サーティ(30歳以上)】
●男子
優勝:加藤悠二(秋田市役所・秋田) 準優勝:飯野弘義(T.O.M & 卓球三昧・東京)
3位:井上一輝(フジ・愛媛)、川端友(卓球Riki・埼玉)
○女子
優勝:森薗美咲(FPC・東京) 準優勝:片上知代(フォーネット・愛媛)
3位:和田梨布(和田卓球クラブ・大阪)、伊東咲陽子(SHIPスポーツ・島根)

・昨年は全日本社会人に出場した加藤が、31歳でマスターズ初出場・初優勝。「勝利へのプレッシャーがなくなり、思い切ってプレーできている」と語るように、シチズン時代よりもパワーと伸びを増した両ハンドドライブで激戦のサーティを勝ち抜いた。女子は元全日本選手権2位の森薗が30歳でのマスターズデビューを飾り、実力どおりの優勝。決勝では青森山田高の先輩・片上(旧姓:平田)との異質対決を制し、別格の強さを見せた。

パワフルな両ハンドドライブを披露した加藤がマスターズ初出場・初優勝

「初戦が一番緊張した」という森薗だが、コースの厳しさ、ボールの質の高さはやはり群を抜いていた

 

【フォーティ(40歳以上)】
●男子
優勝:三田村宗明(リトルキングス・神奈川) 準優勝:緒方昭範(日本製鉄大阪・大阪)
3位:中谷昌志(卓精会・東京)、大貫譲司(卓心会・栃木)
○女子
優勝:安部香織(長吉卓球センター・大阪) 準優勝:村上富貴(桔梗苦羅舞・宮城)
3位:石井和佳子(さくらんぼ・埼玉)、佐藤千昌(三峰・埼玉)

・驚異的なフットワークは未だ健在の三田村が、並み居る強豪を連破して2年連続の優勝。「今大会は頭を使いながら冷静に戦うことができた。指導している子どもたちに、日本一の先生に教わっていると言ってもらいたかった」と優勝後に語った。女子決勝は促進ルールにもつれ込む熱戦となったが、カットの安部が村上の変幻自在なカット打ちを粘りに粘って上回り、0ー2から涙の逆転優勝を遂げた。

三田村宗明、フォアのパワフルな連続ドライブは健在だ

村上の粘り強いカット打ちをさらに上回る粘りを見せた安部、優勝後はベンチで涙

 

【フィフティ(50歳以上)】
●男子
優勝:枝広一志(関西クラブ・岡山) 準優勝:向山収(アカシア・福岡)
3位:松井正幸(太洋歯科・神奈川)、廣瀬国博(大阪ナイトクラブ・大阪)
○女子
優勝:山田陽子(アルバトロス・東京) 準優勝:陳ヶ尾芳江(成田クラブ・千葉)
3位:上野順子(小浜クラブ・兵庫)、渡辺由希子(アルバトロス・東京)

・大会前の調整で若い選手のボールを受け、鉄壁のブロックにさらに磨きをかけた枝広がマスターズでは3回目のV。「地元で優勝できてうれしい、言うことないです」と笑顔で語った。女子は粘り強く、集中力の高いプレーを見せた左ペンドライブ型・山田が悲願の初優勝を果たした。

巌(いわお)のような堂々たる体格の枝広。鉄壁のブロックと機を見て放つスマッシュが冴えた

相手に左右に振り回されても食らいついた山田、うれしいマスターズ初V

 

【ローシックスティ(60歳以上)】
●男子
優勝:田中敏裕(九十九・東京) 準優勝:西家功(TeamSMASH・岡山)
3位:堀川好実(SEIZANクラブ・熊本)、西田忠洋(チームN・E・O・島根)
○女子
優勝:大津絵美子(丸亀SC・香川) 準優勝:石橋淳子(ULTRA-7・滋賀)
3位:藤井佳子(瑞穂クラブ・茨城)、浅井浩子(いないいないばぁ・大阪)

・前後左右に揺さぶられても相手のボールに食らいつきながら、逆襲のチャンスをうかがう頭脳的なコース取りを見せた田中が2連覇達成。女子は準々決勝でゲームカウント0ー2の大ピンチを脱した強打者・大津が頂点へと駆け上がった。

相手の前後左右の揺さぶりに耐え、反撃に転じた田中が2大会連続のV

準々決勝で大逆転勝ちを収め、頂点に駆け上がった大津

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