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インタビュー

【PEOPLE】「宮崎県と卓球に対する恩返しの気持ちで仕事をしています」宮崎県卓球協会理事長・吉薗孝雄

●卓球と宮崎県に恩返しの気持ちを持って

ーーー宮崎県卓球協会の仕事はいつ頃から?

吉薗:15年位前だと思います。私の前の事務局長が体調を崩してしまって、急遽新しい事務局長が必要だということで、宮崎工業高時代にお世話になった丸田会長から「事務局長を受けてくれないか」というお話があり、引き受けました。

 

ーーー卓球協会ではどのようなお仕事をされていますか?

吉薗:県の大会運営や小・中学校の練習、会議に出席したりもしています。私が事務局長になった当時は事務局がなかったんですよ。だから、郵便物等は私が預かって事務作業をすることが多かったです。

 

ーーー12月には宮崎県延岡市で「JTTLファイナル4」が行われました。

吉薗:宮崎県は全国大会を頻繁に行う県ではないので、慣れていない部分もありました。みんな「どうしたらいいんだろう」と思ったかもしれないけど、基本的にファイナル4は日本リーグさんがある程度準備してくださるので、すごく大変だと思ったことはなかったです。

 今回のファイナル4でもそうですが、中学生や高校生の助けは本当にありがたいです。宮崎は大学生があまりいないし、卓球をやっている子も少ないので、他県と比べると大学生の協力があまり得られない。だから、中学・高校生の協力は必要不可欠だと思っています。

昨年12月に行われたファイナル4には、地元の中学・高校生がスタッフとして大会運営に携わった

ーーー協会の仕事をやりたくないと思ってしまう時もあると思います。

吉薗:学校の先生としては給料をもらって仕事をしているけど、協会の仕事もそうなのかと言われるとそうじゃないわけですよ。だから、卓球や宮崎県に対する気持ちが強くないとできない仕事ですね。あとは、卓球や宮崎県に対する恩返しという気持ちを持って仕事をしています。大学生の頃に学連にいて、裏方の大切さを知っているからこそできる部分もあると思います。

 

ーーー部活の顧問や協会の仕事を続けていくモチベーションはなんですか?

吉薗:正直波があって、やろうと思う時と、なぜ自分がこんなことをやっているんだろうと思う時があります。でも、そんな時は同じく高校教師で事務局長の平川孝一先生が支えてくれるんです。平川先生の支えがなかったら理事長の仕事はできていないと思います。私が理事長になってから今まで、ずっと一緒に仕事をしてくれていて、平川先生の助けがなかったら今のモチベーションで仕事をできていないと思います。

 

ーーー最後に、今後の宮崎県の卓球をどうしたいですか?

吉薗:宮崎の卓球人口を増やして、全国で勝てる選手がひとりでも多く出てほしいです。でもやっぱり、大会が開催された時に選手が喜んでいる姿を見ることができれば一番うれしいですね。

 

ーーー本日はありがとうございました。

【PROFILE】

吉薗孝雄(よしぞの・たかお)

1970年10月8日生まれ、宮崎県出身。宮崎工業高、日本体育大卒。大学時代は日本学生卓球連盟の幹事長を務める。大学卒業後は教師の道に進み、現在は宮崎県立延岡高校に勤務。15年に宮崎県卓球協会の理事長に就任し、宮崎県の卓球の普及に尽力している。

 

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