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WTTフィーダーデュッセルドルフ、3種目でドイツ勢が地元V。女子単出場の張本美和は惜しくも3回戦敗退

2月14〜17日にドイツ・デュッセルドルフで開催されたWTTフィーダーデュッセルドルフ。男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目の内、男女シングルス、混合ダブルスの3種目でドイツ勢が地元の声援に応え、見事栄冠に輝いた。

男子シングルスは、決勝でランビエ(ベルギー)をストレートで退けたサウスポーのメイスナー(ドイツ)が優勝。決勝では、ランビエのパワードライブをカウンターで封殺するなどの好プレーが光った。

またメイスナーは、ワン・ユエンとの混合ダブルスでも優勝し、地元ドイツでうれしい2冠達成となった。

男子シングルス優勝のメイスナー(ドイツ)

混合ダブルス優勝のメイスナー/ワン・ユエン

女子シングルスも同じドイツのカウフマンが中国勢を連破して優勝を決めた。決勝では、徐奕(中国)の中陣からのドライブに苦戦する場面もあったが、サービスの多彩さ、前陣での攻撃でわずかに上回ったカウフマンが、フルゲームで徐奕を下した。

女子シングルス優勝のカウフマン(ドイツ)

日本からは張本美和(木下アカデミー)が女子シングルスに出場。ペンホルダーの呉洋晨(中国)にフルゲームで敗れ、惜しくも3回戦敗退となった。最終ゲームでは、1-5と序盤で大きく点差を離されるも、パワフルな両ハンドで盛り返し、先にマッチポイントを奪った張本。しかし、呉洋晨も思い切ったプレーで張本の意表を突き、逆転を許した。

前半からパワフルな両ハンドで積極的に攻めた張本だったが、後半は呉洋晨の粘りに屈した

 

男子ダブルスは決勝でマルティンコ/シルセク(チェコ)をフルゲームで破った曹巍(左)/賽林威(中国)が優勝

 

女子ダブルスは決勝でギスネル/ルイレット(フランス)をストレートで退けた黄怡樺/黄愉倢(チャイニーズタイペイ)が優勝

写真提供:WTT

☆WTTフィーダーデュッセルドルフ大会記録
〈男子シングルス〉
●準々決勝
ワルサー(ドイツ) 7、-5、7、-4、8 O.アサール(エジプト)
ランビエ(ベルギー) -9、5、9、11 イシイ(ブラジル)
ロブレス(スペイン) 9、6、8 シフエンテス(アルゼンチン)
メイスナー(ドイツ) 9、12、7 コズル(スロベニア)
●準決勝
ランビエ 3、-7、13、8  ワルサー
メイスナー -6、5、7、10 ロブレス
●決勝
メイスナー 12、8、7  ランビエ

〈女子シングルス〉
●2回戦
張本美和 4、4、10 ルプレスク(セルビア)
●3回戦
呉洋晨(中国) 4、-6、5、-6、-10 張本美和
●準々決勝
徐奕(中国) -7、9、-4、7、8 縱歌曼(中国)
シャオ・マリア(スペイン) 3、5、-9、6 林依諾(香港)
カウフマン(ドイツ) 8、-8、7、5 ギスネル(フランス)
呉洋晨 -5、-9、9、6、9 張翔宇(中国)
●準決勝
徐奕 3、7、8 シャオ・マリア
カウフマン 10、-8、11、8 呉洋晨
●決勝
カウフマン 10、-10、-5、6、4 徐奕

〈男子ダブルス〉
●準決勝
曹巍/賽林威(中国) W/L デ・ノドレスト/バーデット(フランス)
マルティンコ/シルセク(チェコ) -6、8、7、11 プトゥンティカ/ウルス(モルドバ)
●決勝
曹巍/賽林威 7、-9、-10、8、5 マルティンコ/シルセク

〈女子ダブルス〉
●準決勝
ギスネル/ルイレット(フランス) 4、6、-5、5 カーフマン/ヴィンター(ドイツ)
黄怡樺/黄愉倢(チャイニーズタイペイ) -8、4、9、2 シュライナー/クレー(ドイツ)
●決勝
黄怡樺/黄愉倢 8、9、8 ギスネル/ルイレット

〈混合ダブルス〉
●準決勝
メイスナー/ワン・ユエン(ドイツ) -6、6、-6、9、9 劉夜泊/齐菲
シフエンテス/アルゲレス(アルゼンチン) 4、5、-2、6、5 ディクソン/劉楊子(オーストラリア)
●決勝
メイスナー/ワン・ユエン -8、5、6、10 シフエンテス/アルゲレス

 

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