卓球王国 2024年12月20日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

“はりひな”ペア、樊振東/王曼昱(中国)にストレート勝利で決勝進出! シンガポールスマッシュ2023

3月7〜19日にかけて、シンガポールで開催中の『シンガポールスマッシュ2023』。昨日(15日)行われた混合ダブルスの準決勝で、“はりひなペア”こと張本智和(IMG)/早田ひな(日本生命)が樊振東/王曼昱(中国)にストレートで勝利し、見事決勝進出を果たした。

前半から勢いのあった張本/早田は、1ゲーム目を4点で奪うと、2ゲーム目も8点で連取。2-0で迎えた3ゲーム目はなかなか点差が離れず、一進一退の攻防が続きジュースにもつれるも、最後は早田のフォアカウンターがきれいに決まり、見事勝利を勝ち取った。

また、早田は伊藤美誠(スターツ)とのダブルスでも2回戦で鄭怡静/李昱諄(チャイニーズタイペイ)に勝利し、準々決勝進出を決めている。

本日16時30分(日本時間)より行われる混合ダブルス決勝は、王楚欽/孫穎莎(中国)と対戦する。シンガポールスマッシュでの日本勢初タイトル獲得なるか。

決勝へと勝ち進んだ張本(左)/早田

 

シングルスでは、昨日行われた男子シングルス3回戦で戸上隼輔(明治大)が21年世界選手権シングルス2位のモーレゴード(スウェーデン)と対戦。1ゲーム目を3点で奪い、幸先のいいスタートを切った戸上だが、2ゲーム目からはモーレゴードのボールになかなかタイミングが合わず、2、3ゲーム目を落とす。4ゲーム目は、競り合いながらもゲームを奪い2-2に追いついたが、最終ゲームではモーレゴードの粘りにわずかに及ばず2-3で惜敗となった。

また、戸上は宇田幸矢(明治大)とのダブルスでA.ルブラン/F.ルブラン(フランス)にフルゲームで勝利し、準々決勝へと勝ち進んだ。本日20時40分(日本時間)より行われる準々決勝ではチウ・ダン/ドゥダ(ドイツ)と対戦する。

シングルスでは、モーレゴードにあと一歩及ばなかった戸上(写真右)。ダブルスでの活躍に期待

 

女子シングルスでは、世界ランキング3位の王芸迪(中国)にフルゲームで勝利した平野美宇(木下グループ)が3回戦で伊藤美誠のコピー選手として知られる張瑞(中国)と対戦。平野はゲームカウント1-2と先に勝利に王手をかけられるも、4ゲーム目はラリー戦で優位に立ちフルゲームに持ち込む。4ゲーム目を奪った勢いをいかしたいところだったが、ゲーム序盤から強い気持ちで攻めた張瑞に0-6とリードを許す。逆転の糸口を見いだせなかった平野は惜しくも2-3での敗戦となった。

後半は張瑞(中国)にサービス・3球目を徹底され、得意のバックハンドの展開に持ち込めなかった平野

写真提供:WTT

 

☆シンガポールスマッシュ記録 ※日本選手のみ
〈男子シングルス〉

●2回戦
戸上隼輔 3、5、2 ジェラルド(ポルトガル)
カルデラノ(ブラジル) 9、-10、6、3 宇田幸矢
張本智和 -8、-8、3、5、3 アックズ(フランス)
●3回戦
モーレゴード(スウェーデン) -3、6、2、-6、9 戸上隼輔

〈女子シングルス〉
●2回戦

石川佳純 5、9、9 シャン・シャオナ(ドイツ)
王曼昱(中国) 8、6、11 木原美悠
S.サウェータブット(タイ) 8、6、-4、-7、4 早田ひな
平野美宇 9、4、-7、-4、10 王芸迪(中国)
銭天一(中国) -6、10、8、-9、10 伊藤美誠
●3回戦
張瑞(中国) -2、5、8、-4、5 平野美宇

〈男子ダブルス〉
●2回戦

宇田/戸上 -6、7、5、-8、5 A.ルブラン/F.ルブラン(フランス)

〈女子ダブルス〉
●1回戦
シャン・シャオナ(ドイツ)/長﨑 8、6、6 レイ・クロエ/黎明映(シンガポール)
●2回戦
田志希/申裕斌(韓国) 7、8、3 シャン・シャオナ(ドイツ)/長﨑
伊藤/早田 4、3、10 鄭怡静/李昱諄(チャイニーズタイペイ)

〈混合ダブルス〉
●2回戦
張本/早田 8、4、-14、5 ガルドス/ポルカノバ(オーストリア)
●準々決勝
張本/早田 9、9、-8、-5、7 グナナセカラン/バトラ(インド)
●準決勝
張本/早田 4、8、10 樊振東/王曼昱(中国)

 

関連する記事