5月20〜28日にかけて、南アフリカ・ダーバンで開催される2023年世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)。中国国家チームは本日(1日)、中国代表メンバーを発表したと、中国の卓球専門誌である『ピンパン世界』が報じた。代表メンバーの顔ぶれは以下のとおり。
男子シングルス:樊振東、馬龍、王楚欽、梁靖崑、林高遠
女子シングルス:孫穎莎、陳夢、王曼昱、王芸迪、陳幸同
男子ダブルス:樊振東/王楚欽、林高遠/林詩棟
女子ダブルス:孫穎莎/王曼昱、陳夢/王芸迪
混合ダブルス:王楚欽/孫穎莎、林詩棟/蒯曼
シングルスでは、世界選手権ダーバン大会(個人戦)の第1回中国代表選考会『直通徳班(直通ダーバン)』で、すでに代表に内定していた馬龍、孫穎莎に加え、3月26〜30日にかけて行われた第2回中国代表選考会で優勝した王楚欽、陳幸同が代表権を獲得。
その他男子では、WTTシンガポールスマッシュ2連覇の樊振東、そしてここ最近の安定した成績が評価された梁靖崑、林高遠が代表入りを果たした。
一方女子では、選考会の結果により代表に内定していた孫穎莎、陳幸同を除き、東京五輪女王の陳夢、現世界女王の王曼昱、そして王芸迪の3名が代表に選ばれた。
男子ダブルスでは、WTTシンガポールスマッシュ優勝ペアである樊振東/王楚欽の他、林高遠/林詩棟が代表に選出。国家チーム男子監督の王皓は、林高遠/林詩棟ペアの選出について、次のように説明した。「左利きである林高遠はダブルスにおいて有利であり、また林詩棟はパリオリンピックを考慮して、前の世代に替わる新しい選手の育成が必要であるという認識により、林高遠と林詩棟のペアを2組目の代表として決定した」。
また女子ダブルスでは、世界選手権2連覇の孫穎莎/王曼昱に加え、WTTシンガポールスマッシュで伊藤美誠/早田ひなを破った功績が評価された陳夢/王芸迪が代表に選ばれた。
混合ダブルスでは、世界王者ペアである王楚欽/孫穎莎に加え、若手ペアの林詩棟/蒯曼が代表に選出。国家チーム混合ダブルスグループ長である肖戦は、林詩棟/蒯曼の選出理由を以下の3点にまとめた。
「第一に、林詩棟/蒯曼は、世界混合ダブルスランキングで8位につけており、王楚欽/孫穎莎を除き中国チームの中では2番目であるため。第二に、彼らは2022年6月からシニアの混合ダブルスの試合に出場し、8大会中7大会で優勝と、安定した成績を収めているため。最後に年齢構成やプレースタイルが、今後のパリ五輪やロサンゼルス五輪に相応しいため。若い選手は大きい舞台での経験が比較的乏しいが、向かっていけるという意味では彼らは爆発性を秘めている」(肖戦)
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