女子は伊藤美誠、木原美悠などが敗れる中、張本美和が平野美宇を破り、早田ひなも準々決勝で長崎美柚を下して、準決勝に駒を進めた。
「勝てると思ってなかったけど、勝ててうれしい。昔の自分は相手が強いなと思うと諦めてしまったけど、諦めないで戦術を組み立ててプレーできた。毎日苦しい練習をして、最後まで頑張れるようになった。国際大会で海外の選手に勝てるようになって自信になっている」(張本美和)
「横井さんは警戒をしていたけど、完璧な状態で試合に入れなくて相手は好調でいつもの感覚とずれていた。2−2の7−10くらいから感覚をつかめた。この感覚だったら最後は捉えきれると思ったし、最後に勝負をかけられた。(マッチポイントを取られて)周りが盛り上がってきたと客観的に見ることができた」(早田)
●女子準々決勝
早田ひな 6、−10、7、7、−4、7 長崎美柚
森さくら 8、−5、6、10、−8、−7、6 芝田沙季
佐藤瞳 −11、3、7、4、8 井絢乃
張本美和 −9、6、−8、11、8、7 平野美宇
男子は日本エース張本智和が苦しみながらも準々決勝に進み、濵田一輝に完勝し、2日目に向かう。全日本チャンピオンの戸上隼輔も全日本3位の曽根翔を4−2で下し、準決勝に進んだ。
「1、2回戦も負けてもおかしくない試合だった。なんとか耐えて3試合目をなんとか乗り越えた。2日目に残れて良かった。明日は優勝したい。ぼくはオリンピックに出ることが目標ではなく、メダルを獲ること目標」(張本智和)
「今日の3試合目に関しては体力との勝負。今まで取り組んできた練習を発揮できた。土壇場でも自分のプレーができた。世界選手権も控えているので自分を追い込んできたが、フィジカル面、台上技術、バックハンドを強化してきた。それを発揮できた」(戸上)
●男子準々決勝
田中佑汰 −9、−12、4、−3、9、2、5 谷垣佑真
戸上隼輔 3、8、−10、5、−8、5 曽根翔
吉山僚一 8、−6、12、9、1 宇田幸矢
張本智和 4、2、3、10 濵田一輝
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