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【東京パラ】旗手を務めた岩渕幸洋はトーナメント進出ならず

8月25日(水)から始まった東京パラリンピック卓球競技。日本からは男女計11名の代表選手が参加し、クラス(※)にわかれて競技を行う。8月25〜30日がシングルス、31日〜9月3日が団体戦だ。初日からはシングルス予選リーグが行われている。

日本選手団の旗手を務めたクラス9(立位)の岩渕幸洋(協和キリン/WR5位)は、4人の予選リーグで3試合を戦い、1勝2敗の3位となり、決勝トーナメント進出はならなかった。初戦はトンプソン(イギリス/WR14)との接戦を乗り切ったが、第2戦は上位ランカーのカツ(ウクライナ/WR4)に敗れる。第3戦は推薦出場のノズドルノフ(RPC/WR11)。2ゲーム先取され、第4ゲームも先にマッチポイントを奪われつつも逆転。最終ゲームも4-10から4本連取と追い上げたが惜敗した。リオパラリンピックに続く出場で、予選通過、そしてメダルを目指した岩渕だったが、体格に勝りパワーのあるヨーロッパ選手に押された形となった。

気迫を全面に出して戦った岩渕

 

【男子シングルス予選リーグ】

●クラス9(立位)
岩渕幸洋 6、-9、-8、9、10 フェイシー トンプソン(イギリス)
カツ(ウクライナ) 10、9、-7、7 岩渕幸洋
ノズドルノフ(RPC) 5、7、-9、-10、8 岩渕幸洋

 

※「クラス」と種目について
パラ卓球では、障がいにより11のクラス(C)に分けられる。C1~5が車椅子、C6~10が立位、C11が知的障がい。車椅子・立位とも数字が小さいほど障がいが重い。東京パラのシングルスはクラス別に行われ、男子11種目、女子10種目(女子C1とC2は合わせて1種目で開催)。また団体戦は複数クラスがまとめて1種目として行われ、男子6種目、女子4種目となる。

 

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