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松島輝空が凄まじい大激闘の末、王楚欽に敗れて準優勝!男女ワールドカップ4月5日〈決勝〉

上写真:松島輝空(撮影:レミー・グロス)

 

4月5日に最終日を迎えた『ITTF男女ワールドカップ』(3月30日〜4月5日)は、同日夜に最終試合の男女決勝が行われた。

男子決勝では、日本男子史上初のワールドカップタイトルがかかる松島輝空が、世界ランキング1位・25年世界王者の王楚欽(中国)との大一番に臨んだ。1ゲーム目は松島が9本で奪って先制に成功。続く第2ゲームは両者譲らず、ジュースアゲインの連続で16-16までつば迫り合いが続いたが、王楚欽が根性でもぎ取って1-1のタイとなった。

3ゲーム目は、出足で大きく離された松島が後半に猛チャージ。2-8から8-10にまで迫ったが、すんでのところで王楚欽に逃げ切られた。4ゲーム目は序盤から競り合いが続き、2ゲーム目と同じくジュースに突入。ここは松島が強さを見せ、13-11で取って試合を2-2の振り出しに戻した。

5ゲーム目も出足は五分。中盤に入っても点数が離れず、超・大接戦が繰り広げられたが、最後に10-8と抜け出した松島が11-8でこのゲームをものにし、いよいよ優勝まであと1ゲームに迫った。

6ゲーム目、あとがなくなった王楚欽に序盤、2-4とリードを許した松島だったが、すぐに4-4に追いつく。しかし、ここから王楚欽がギアを上げ、怒涛の7連続得点。松島は4-11でこのゲームを落とし、勝負の行方は最終7ゲーム目に委ねられた。

7ゲーム目、2-0とスタートダッシュに成功した松島だったが、王楚欽がすぐに2-3と逆転。その後、4-4のタイから王楚欽が5連続得点で4-9とし、松島も5-10から最後の反撃に出たものの届かず、8-11で試合終了。勝利の女神は王楚欽に微笑んだ。1試合を通じて、努めて冷静な立ち居振る舞いをキープしていた王楚欽だったが、勝利を決めた直後はコートに大の字になって体を震わせた。全身全霊、ギリギリの精神状態でこの激闘を乗り切り、重圧から解放された王者の姿が、そこにはあった。

18歳にして、世界の頂点に立つ十分な実力があることを証明した松島だったが、今回は大魚を逃した。ただ、この悔しさがきっと、この若き怪物をまたひと回り成長させてくれるはずだ。

なお、男子に先駆けて行われた女子決勝では、これまで幾度となくビッグゲームの決勝を争ってきた孫穎莎(中国)と王曼昱(中国)の2大スターがまたもや対戦。実力伯仲の2人は序盤から競り合いながら、要所でポイントを確実に拾った孫穎莎が3-0とゲームをリード。王曼昱も意地を見せて1ゲームを返したが、5ゲーム目は孫穎莎が再びギアを上げて取り切り、優勝。孫穎莎は、女子では史上初となるワールドカップ3連覇を成し遂げた。

●決勝の結果
【男子】
王楚欽(中国) 4(9-11, 18-16, 11-8, 11-13, 8-11, 11-4, 11-8)3 松島輝空

【女子】
孫穎莎(中国) 4(11-9, 11-8, 13-11, 8-11, 11-7)1 王曼昱(中国)

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