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シンガポールスマッシュ、女子ダブルスで張本美和/早田ひなが優勝!シングルスはともに8強で終戦

シンガポールで開催中の「シンガポールスマッシュ2026」。2月28日はシングルス準々決勝とダブルス決勝が行われ、女子ダブルスでは張本美和/早田ひな(木下グループ/日本生命)が初優勝を果たした。

張本/早田は準決勝で蒯曼/陳熠(中国)を下し、決勝では長﨑美柚/申裕斌(木下アビエル神奈川/韓国)と対戦。国際ペアとはいえ、ともにダブルス巧者の長﨑と申に対し接戦も予想されたが、穴のないラリーを見せた張本/早田がストレート勝ち。WTTでは初のペアリングながらも、互いが持ち味をしっかりと発揮し、グランドスマッシュでは日本勢初となるダブルスタイトルを獲得した。

女子ダブルスでタイトルを獲得した張本(左)/早田

張本と早田はシングルスでも準々決勝に進出。張本は王曼昱(中国)、早田は孫穎莎(中国)と対戦し、いずれも2-4で敗戦となったが、世界トップを相手に、最後まで食らいつく奮闘を見せた。

王曼昱と対戦した張本は0-2で迎えた3ゲーム目を奪い返したが、ゲーム終了後に股関節周囲の違和感を訴え、メディカルタイムアウトを要求。その後コートに復帰したが、動きには制限をかけているような様子も見られた。それでも、相手のパワードライブに対して前陣でブロックとカウンターを織り交ぜて応戦。苦しい状況の中でも、最後まで懸命にプレーする姿は印象的だった。

前陣でのプレーに徹した張本。万全とはいえない状況の中、最後までボールに食らいついた

全日本に続き、今大会もエントリー可能な3種目すべてに出場した張本。若さはあるとはいえ、ハードな日程を戦い抜く上でコンディション管理の重要性や難しさも改めて浮き彫りになる大会となった。また試合後には、対戦相手の王曼昱が張本を気遣う場面も見られ、勝敗を超えたリスペクトが感じられた。

回転量とパワーを兼ね備えたドライブで張本のオーバーミスを誘った王曼昱

孫穎莎と対戦した早田は、持ち味である力強い両ハンドが随所で光り、ゲームカウント0-2から2-2に追いつくなど、世界女王を相手に大いに善戦した。3回戦では、過去の対戦で連敗を喫していた蒯曼(中国)に対し、2-2で迎えた最終ゲームは4-7、6−9と追い込まれ、マッチポイントを握られる苦しい展開となったが、粘り強さを発揮して逆転勝利。着実な成長を証明する大会となった。

積極的な攻撃に加え、サービスでも工夫が見られた早田

最後に勝ち切るさすがの強さを見せた孫穎莎

その他、混合ダブルスではカルデラノ/B.タカハシ(ブラジル)、男子ダブルスではA.ルブラン/F.ルブラン(フランス)の兄弟ペアが栄冠に輝いた。

写真提供:WTT

 

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