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滋賀・彦根で開催中の前期日本卓球リーグ、2部で優勝チームが決定!

6月21日から滋賀・彦根のプロシードアリーナHIKONEで開催中の『タクシンスポーツ 前期日本卓球リーグ滋賀大会』。大会4日目の6月24日、男女2部の全日程が終了し、男子は関西卓球アカデミー、女子は十六フィナンシャルグループがともに全勝優勝を飾った。

男子は最初にAリーグ(5チーム)とBリーグ(6チーム)のふたつのリーグでリーグ戦を行った後、その成績を持ち越す形で上位リーグと下位リーグを実施。大会初日のBリーグ第2戦、優勝を占う「天王山」は早くも訪れた。2019年全日本選手権3位、元世界選手権代表の「大型新人」木造勇人が加入した関西卓球アカデミーと、今期から日本リーグに復帰し、新加盟となった明治大学が激突。木造と坂根翔大という左腕のツインエースで単複3点を叩き出し、3−1で勝利を収めた。

闘志満点のプレーで、男子2部を制した関西卓球アカデミー

その後、関西卓球アカデミー、明治大学ともにBリーグと上位リーグでは全勝を守った。関西卓球アカデミーは上位リーグ最終戦で朝日大学に敗戦の瀬戸際まで追い詰められたが、ラスト各務が4ゲーム目の10−5から逆転される大苦戦の末、ゲームオール13−11で劇的な勝利を収め、歓喜の優勝を決めた。

男子2部上位リーグの最終戦、朝日大戦で劇的な勝利を収めた各務(関西卓球アカデミー)

集中力高く、気迫に満ちたプレーでチームを牽引した明治大の主将・宮川昌大

男子2部3位の瀬戸内スチール、最終戦の信号器材戦ラストで勝利を収めた村上莉羽

一方、9チームの総当たりで試合を行った女子2部は、十六フィナンシャルグループが全勝V。トップを中心に常に前半に起用された新人・鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大卒)が、6勝2敗の好成績で期待に応え、最終戦の広島日野自動車戦でも正確無比な両ハンドドライブの連打で相手エースの安藤みなみ(ゴールド制)に競り勝った。

女子2部で全勝優勝を飾り、後期は1位に返り咲いた十六フィナンシャル・グループ

正確無比な両ハンドで優勝に貢献した新人・鶴岡菜月(十六フィナンシャルグループ)

2位の百十四銀行は、インカレや全日本学生で活躍した東洋大のスーパーエース・岡崎が単複で奮闘。新人賞を獲得する活躍を見せ、チームは昨年後期の6位から大きくジャンプアップした。3位の中京大も、昨年後期のスポット参戦を経て今期から本加盟となり、キャプテン・今井汐珠玖(19年高校選抜シングルス優勝)を軸に、各選手がチャレンジャーに徹して好プレーを連発した。

百十四銀行の大型新人、岡崎日和はチームのジャンプアップに貢献

今期から本加盟となった中京大女子チーム、女子2部で3位と大健闘

男女2部の最終順位は下記のとおり。

●男子2部・上位リーグ
1位:関西卓球アカデミー(5勝0敗)
2位:明治大学(4勝1敗)
3位:瀬戸内スチール(3勝2敗)
4位:朝日大学(2勝3敗)
5位:信号器材(1勝4敗)
6位:ケアリッツ・テクノロジーズ(0勝5敗)
●男子2部・下位リーグ
7位:トヨタ自動車(4勝0敗)
8位:豊田自動織機(3勝1敗)
9位:JR北海道(2勝2敗)
10位:琉球レオフォルテ(1勝3敗)
11位:デフ・ジャパン(0勝4敗)

●女子2部・上位リーグ
1位:十六フィナンシャルグループ(8勝0敗)
2位:百十四銀行(6勝2敗)
3位:中京大学(5勝3敗)
4位:広島日野自動車(5勝3敗)
5位:オークワ(4勝4敗)
6位:朝日大学(4勝4敗)
7位:JR北海道(2勝6敗)
8位:クローバー歯科フェアリーズ(2勝6敗)
9位:デフ・ジャパン(0勝8敗)※5試合は棄権

男子2部に新加盟のケアリッツ・テクノロジーズから、日本リーグにデビューした元世界代表の松平健太。ゲームを落とす場面はあったが、華麗なテクニックで全勝

男子2部にスポット参戦したデフ・ジャパン男子チーム。最終戦のJR北海道戦では各選手が随所に好プレーを見せた。7月の第4回世界ろう者選手権での活躍に期待

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