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大会報道

全国ホープス、男子はファースト卓球スクール、女子はマイダスがともに初優勝!

8月11日より東京体育館で行われていたロート製薬杯第41回全国ホープス卓球大会の全日程が終了。男子はファースト卓球スクール(東京)、女子はマイダス(千葉)がともに初優勝を果たした。

【男子】

優勝:ファースト卓球スクール(東京)

準優勝:宇土クラブ(大分)

第3位:ばらの町卓球場(広島)、Dream卓球クラブ(大阪)

 

●男子決勝

〈ファースト卓球スクール 3-1 宇土クラブ〉

濱野 -9、5、-8、7 中野○
○長本 7、6、4 丸岡
○濱野/中司 12、6、5 丸岡/神原
○長本 -7、4、-9、6、7 中野

 

男子はファースト卓球スクールが初出場で初優勝。準決勝でばらの町卓球場との5番までもつれる激戦を制し、迎えた決勝の相手は一昨年、昨年準優勝の宇土クラブ。1番で濱野友希が相手エースの中野純大に敗れるも、2番でエースの長本有生がパワフルなフォアドライブと回転、コースがわかりにくいサービスを武器に丸岡優人を完封した。

パワフルなフォアドライブで得点を量産した長本

 

大矢監督が「一番大事だった」と語ったダブルスでは濱野/中司良心が積極的に攻撃を仕掛けて先手を取り、ラリー戦でも優位に立ってストレートで勝利。続く4番の長本は、中野に対してゲームカウント2-1とリードされるも、攻めのプレーを貫いてフルゲームに追いつくと、最終ゲームでは序盤からリードを奪い、最後はサービスエースでチームの優勝を決めた。

3番で勝利した濱野(左)/中司

試合を決めた長本(手前)。両ハンドが上手く、ラリー戦にも強い中野に真っ向勝負で挑み、勝利した

 

●大矢英俊監督コメント

「2ヶ月前くらいから強化練習をたくさんやって、選手一人ひとりが日本一になりたいということで、必死に練習をやってきた成果が出て本当にうれしいです。

(宇土クラブ戦の)作戦としては、エースの長本が前半で一点を取る。一番大事だったのはダブルス。ダブルスをたくさん強化した成果が出て、それが大きかったです。3-1で勝つというオーダーで組んで、思い通りにいきましたね。

東京体育館は本当に特別で、僕自身も「全日本だ」と感じる。でも、子供たちはメンタルが強いのか「ここが全日本か、やってやる」みたいな感じで、そのままコートに立ってやってくれました。

ファーストの社長をはじめ、ファーストチームのスタッフは本当に子どもたちを愛してくれているので、その気持ちに答えないわけにはいかない。本当に必死で日本一を目指して取り組ませてもらいました。本当にありがとうございます」

選手とともに熱く戦った大矢監督

チーム関係者が連日応援に駆けつけた

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