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伊藤美誠、激戦制しベスト8入り。張本智和も準々決勝へ WTTチャンピオンズ フランクフルト

1029日から115日まで、ドイツで開催中のWTTチャンピオンズ フランクフルト。昨晩から朝方にかけて行われた男女シングルス2回戦で張本智和(智和企画)と伊藤美誠(スターツ)が登場し、それぞれグルーツ(デンマーク)、ミッテルハム(ドイツ)に勝利し、準々決勝進出を決めた。

張本は、1ゲーム目を苦しみながら奪うと、2ゲーム目は積極的な攻撃が光り、ゲーム連取で勝利に王手。3ゲーム目はグルーツも負けじと威力あるフォアドライブを振り抜いたが、最後は後手に回らず、要所でしっかり攻めた張本がストレートで勝利を収めた。

張本は本日行われる準々決勝で、林昀儒(チャイニーズタイペイ)と対戦する。

準々決勝進出を決めた張本(写真手前)。最終ゲームでは、グルーツの勢いのあるドライブにもしっかり対応した

一方伊藤は、地元開催で気合の入ったミッテルハム(ドイツ)に大苦戦。互いに1ゲームを奪い合い、ゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目は、伊藤が10-8と先にゲームポイントを握ったものの、決めきれず。

4ゲーム目は出足で2点を失い、流れがミッテルハムに傾きかけたが、ロングサービスをうまく使って流れを変え、ラリーでもサイドに厳しくボールを送るなど、冴えた戦術で伊藤がゲームを奪い返し、勝負の行方は最終ゲームへ。

最終ゲームも、中盤までは一進一退の攻防が続いたが、最後まで攻めの姿勢を貫いた伊藤が後半で突き放し、7点でフルゲームの接戦を制した。

伊藤は本日行われる準々決勝で王芸迪(中国)と対戦する。強敵の中国勢相手に勝利なるか。

勝負どころで踏ん張り、最後まで攻めの姿勢を貫いた伊藤

初戦に続く苦しい試合となったが、最後に勝ち切る強さを見せた

 

なお、本日の日本勢の対戦は以下のとおり(すべて日本時間)

22:00〜 早田ひな vs. スッチ(ルーマニア)

23:45〜 張本智和 vs. 林昀儒(チャイニーズタイペイ)

27:00〜 伊藤美誠 vs. 王芸迪(中国)

 

写真提供:WTT

★WTTチャンピオンズ フランクフルト記録(日本選手のみ)
〈男子シングルス〉●1回戦
ピッチフォード(イングランド) 4、-8、11、5 篠塚大登
張本智和 -9、9、8、-6、9 張禹珍(韓国)
●2回戦
張本智和 9、6、10 グルーツ(デンマーク)

〈女子シングルス〉●1回戦
伊藤美誠 11、-9、10、6 メシュレフ(エジプト)
早田ひな -11、7、5、-8、5 シャン・シャオナ(ドイツ)
張本美和 -7、8、11、7 平野美宇
●2回戦
早田ひな 2、7、-9、9 張本美和
伊藤美誠 -12、3、-10、8、7 ミッテルハム(ドイツ)

 

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