【女子決勝】
〈筑波大 3-1 専修大〉
○中田 6、-6、6、9 出澤
○青井 4、6、9 村松
青井/牧野 -6、-6、-10 出澤/首藤○
○牧野 4、5、10 陳ケ尾
女子決は筑波大と専修大の関東対決となった。
1番は中田と出澤の4年生対決に。6月に行われた関東学生選手権の準決勝で両者は対戦しており、その時は出澤が4-1で勝利している。しかし、今回は中田が出澤の変化のあるブロックに対してはフォアハンドを叩き込み、表ソフトを貼るバックハンドでも強気のミート打ちを見せるなど積極的なプレーを展開。第4ゲームも競り合いながら取り切り、3-1で勝利する金星。チームに流れを引き寄せた。
続く2番の青井はキレのある両ハンドで松村を圧倒して優勝へと王手をかける。しかし、3番ダブルスでは関東王者の出澤/首藤が意地を見せて勝利した。
4番には今大会大活躍の筑波大ルーキー・牧野が登場。試合序盤から得意のバックハンドで陳ヶ尾を押さえ込んで2ゲームを連取。第3ゲームはジュースにもつれたものの、冷静にプレーして見事勝利。筑波大の初優勝を決めた。
●野中監督コメント
「すごく嬉しいです。まだ少し実感が湧いてないです。
(決勝を振り返って)オーダーもいろいろ考えましたけど、やってみないと分からないので一戦一戦向かっていくだけでした。
1番で中田が出澤選手に勝利してチームの流れを作ってくれたというのが本当に良かったのかなと思います。4年生が活躍してくれてすごく嬉しく思っています。
(準々決勝の愛工大戦について)この試合も向かっていく気持ちでした。0-2になって厳しかったですが、何があるかわからないからという気持ちで最後まで戦ってくれたのが大きかったと思います。後は、5番の中田が2台進行で先に勝ってくれて、相手にプレッシャーを与えられたのではないかなと思っています。4年生の活躍は大きかったですし、青井と牧野のダブルスも良かったと思います。
(4番の牧野について)苦しくなるのは想定の範囲内なので、最後まで緊張感を楽しんでやろうという風にしていて、選手がプレーで応えてくれました。やらないで後悔するよりはやって後悔する方がいいので、「負けてもいいから思い切ってやれ」というのは言いました。それを牧野は負けずにやり切ってくれたのは良かったと思います。
筑波大は安藤先生が長年作ってきたチームで、2位まではいくけど優勝に手が届かないでいた。そういうところで、今回このチームで監督としてここに居させてもらってありがたいなと思っていますし、やり遂げてくれた選手やここまで繋いでくれた先輩たちにも感謝したいと思っています。」
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