「団体日本一」をかけて競われる全日本選手権団体の部が滋賀県野洲市の野洲市総合体育会で開催中。大会2日目の10月19日は、予選リーグの最終試合と決勝トーナメント準々決勝が行われて、男女ベスト4が出揃った。
【男子】予選リーグ
Aグループ①ファースト②日本大③クローバー歯科カスピッズ
Bグループ①協和キリン②愛工大名電高③滋賀県選抜
Cグループ①シチズン時計②日鉄物産ブレイザーズ③遊学館高
Dグループ①愛知工業大②ジュニアナショナルチーム③リコー
●準々決勝
ファースト 3‐0 日鉄物産ブレイザーズ
協和キリン 3‐0 ジュニアナショナルチーム
シチズン時計 3‐2 日本大
愛知工業大 3‐0 愛工大名電高
男子は昨年優勝のファーストが予選リーグ、準々決勝と無失点で準決勝に進んだ。ファーストは前回優勝の立役者となった松平健太がベンチに控えているが、今季から加入した丹羽がエースとして貫禄のプレーを見せている。
他のベスト4には協和キリン、シチズン時計、愛知工業大が入った。シチズン時計は9月に行われた全日本実業団での初戦敗退の悔しさを今大会で晴らすべく奮起。その実業選手権で優勝したリコーは、予選リーグで愛知工業大とジュニアナショナルチームに敗れて予選敗退となった。
【女子】予選リーグ
Aグループ①デンソー②十六フィナンシャルグループ③滋賀県選抜
Bグループ①ジュニアナショナルチーム②サンリツ③専修大
Cグループ①リベルテ高②レゾナック③広島日野自動車
Dグループ①中国電力ライシス②筑波大③桜丘高
●準々決勝
筑波大 3‐2 デンソー
リベルテ高 3‐1 サンリツ
ジュニアナショナルチーム 3‐0 十六フィナンシャルグループ
中国電力ライシス 3‐1 レゾナック
女子は例年実業団チームが上位を占めることが多くなっていたが、今大会では学生チームが力を見せてベスト4のうち3チームが入った。
筑波大は予選リーグ2位通過ながら準々決勝で昨年優勝のデンソーに競り勝ち、ジュニアナショナルチームは予選で専修大とサンリツを破ってから準々決勝で十六フィナンシャルグループをストレートで破り、準決勝に進出。エースの面手(山陽学園高)が確実に勝利し、兼吉(四天王寺高)が変化カットで強豪選手を連破。松島美空(京都カグヤライズ)は準々決勝の3番で勝勝ち、チームの勝利を決めるなど、今大会の台風の目となっている。
インターハイ優勝チームのリベルテ高も竹谷が対戦チームのエースに打ち勝ち、吉本と篠原もそれに続いている。
実業団チームで唯一ベスト4入りした中国電力ライシス。昨年は決勝で敗れているだけに、今大会では何としてでも栄冠を手にしたいところだ。明日の準決勝ではジュニアナショナルチームと対戦する。
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