福岡・北九州市立総合体育館で『WTTファイナルズ福岡2024』が開幕!
午後13時からのセッションは、女子シングルス2試合、男女ダブルス2試合、男子シングルス2試合の6試合。3試合目に登場した大藤沙月/横井咲桜が23年世界卓球2位の田志希/申裕斌(韓国)にストレートで完勝。明後日の準決勝に駒を進めた!
●女子ダブルス準々決勝
大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス) 5、9、6 田志希/申裕斌(韓国)
台からやや距離を取る韓国ペアに対し、試合の序盤から打球点の高い両ハンドが炸裂した大藤/横井。1ゲーム目10−5のゲームポイントで、大藤が一撃のチキータレシーブで打ち抜き、1ゲーム目を先取する。
2ゲーム目も3−3から横井のフォアストレートのパワードライブ、大藤のチキータで9−5とリード。10−7のゲームポイントから10−9まで迫られるが、フォアのパワードライブ連打で11−9で押し切る。
韓国ペアも申裕斌のフォアフリックでのレシーブエースなどで抵抗するが、攻めの速さもコース取りも、大藤/横井が一段も二段も上。そのままストレートで勝利を収めた。
試合後、「今のふたりなら、しっかり自分たちの実力を出せたら勝ちにいけると思っていた」とアジア選手権優勝ペアとしての自信をにじませた大藤。
「(モンペリエでの)WTTチャンピオンズで会場の雰囲気を体験していたのが大きかった。韓国ペアはラリーになると強いので、サービス・レシーブについてふたりでしっかり話し合った。前より阿吽(あうん)の呼吸でやれていると思います」(大藤)。
一方の横井は、「初めてのファイナルズですごく緊張があったけど、試合が始まったらふたりともゾーンに入っていた。一本目から良いプレーができました」と語った。世界卓球2位の韓国ペアをものともせず、中国ペアに匹敵するほどのインパクトを残したふたり。明後日の準決勝でのプレーも楽しみだ。
●女子シングルス1回戦
銭天一(中国) 10、6、1 A.ディアス(プエルトリコ)
王芸迪(中国) 9、−11、4、5 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
大会のオープニングゲームとなった女子シングルス1回戦は、銭天一と王芸迪が準々決勝進出を決めた。
銭天一対A.ディアスは、1ゲーム目に3−7から9−7、10−8と逆転したA.ディアスがこのゲームを取り切れず、10−12で落とした時点で試合の大勢は決まった。随所にボールセンスを感じさせる好プレーを見せたものの、フォア前を中心にバック深くへサービスを集める左腕独特のサービスを攻略できず、A.ディアスのWTTファイナルズはわずか23分で終わりを告げた。
王芸迪対鄭怡静は、バック対バックの激しいラリーが随所に展開される好ゲーム。鄭怡静が2ゲーム目を奪ったが、フォア前への正確な巻き込みサービスから確実に得点を重ねた王芸迪が中盤からペースをつかみ、3−1で勝利した。
●WTTファイナルズ福岡・大会特設ページ(卓球王国サイト内)
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