●男子ダブルス準々決勝
パン・コーエン/クエク・アイザック(シンガポール) 6、6、9 袁励岑/向鵬(中国)
●男子シングルス1回戦
ヨルジッチ(スロベニア) 8、7、9 林高遠(中国)
チウ・ダン(ドイツ) −5、−7、5、8、13 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
大会初日、午後のセッションの後半で、中国が2戦連続でストレート負け!
まず男子ダブルスで、若手ペアの袁励岑/向鵬が敗れると、続く男子シングルスでは林高遠がヨルジッチによもやの完敗を喫した。
ヨルジッチは強力なバックドライブを武器に、林高遠のフォアハンドとのバッククロスの打ち合いでも優勢に立つ。林高遠は台上プレーでのミスがやや多く、先手を取って攻めたラリーでもヨルジッチに粘られて逆襲を許した。3ゲーム目に2−7のビハインドから追いついたのがせめてもの抵抗で、最後までペースをつかめないまま敗れた。
ヨルジッチは試合後、「1ゲーム目の1本目からフィーリングが良くて、良い試合ができた。3ゲーム目は7−2から追い上げられてナーバスになったけど、中国選手に勝つことができて本当にうれしい」と笑顔で語った。
今日午後のセッションの最終戦、林昀儒とチウ・ダンという好カードは、最終ゲームに林昀儒のマッチポイントを3回しのいだチウ・ダンに軍配。チウ・ダンは徹底して縦回転系のサービスを使い続け、林昀儒のチキータの威力を弱めて裏面ブロックで振り回した。最終ゲームは13−13から、バッククロスの裏面カウンターで2回目のマッチポイントを握り、ペンドラらしく渋くレシーブのループドライブで締めた。
林昀儒は前陣での高速フットワークが影を潜め、フォアでの決定打が減ったことが、終盤の競り合いの中で響いたか。会場でも多くのファンから声援が送られたが、1回戦での悔しい敗戦となった。
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