8月29日~9月1日、新疆ウイグル自治区のウルムチ市で行われた『2025中国卓球クラブ超級リーグ』の第3ステージ。男子は24試合を終え、プレーオフファイナル(準決勝・決勝)進出する4チームが決定した。
[男子第3ステージ・結果] ※得点は勝=2点/敗=1点
31点 山東魏橋・向尚運動(15勝1敗)
28点 黄石基地・華新(12勝4敗)
27点 上海地産集団(11勝5敗)
25点 仙頭明潤(9勝7敗)
25点 山東魯能(9勝7敗)
22点 安徽中程(6勝10敗)
22点 四川豊谷(6勝10敗)
20点 江蘇中超電纜・迎福台(4勝12敗)
16点 先鋒ピン羽陳静倶楽部(0勝16敗)
王楚欽、梁靖崑、林昀儒を擁する山東魏橋・向尚運動は、圧倒的な強さで第3ステージ全勝。レギュラーシーズン1位でプレーオフ進出を決めた。また、林詩棟率いる黄石基地・華新は4勝1敗で2位に。上海地産集団はブンデスリーガとの日程重複で大エース・樊振東を欠き、第3ステージでは3勝2敗。3位でフィニッシュした。
世界王者・王楚欽を擁する山東魏橋・向尚運動がレギュラーシーズン1位でプレーオフへ
独特なサービスも披露した林詩棟は、シングルス3戦全勝と奮闘
同じ9勝7敗で並んだ仙頭明潤と山東魯能は、仙頭明潤がプレーオフ進出をかけた安徽中程との一戦を3-0で制し、僅差で進出を決めた。
〈仙頭明潤 3-0 安徽中程〉
○林高遠 / 陳垣宇 3-0 寧賢坤/陶育暢
○徐海東 3-0 牛冠凱
○林高遠 3-0 陶育暢
山東魯能は5位で惜しくもプレーオフ進出ならず。松島輝空は第3ステージはダブルス2勝1敗、シングルス4勝3敗と健闘し、チームメイトの徐瑛彬は王楚欽からシングルス初勝利を挙げるなど、見せ場を作った。
〈山東魏橋・向尚運動 3-1 山東魯能〉
○周啓豪/林昀儒 3-0 閻安/松島輝空
王楚欽 2-3 徐瑛彬○
○周啓豪 3-1 松島輝空
○林昀儒 3-0 徐瑛彬
閻安とのダブルスで2勝、シングルスでも4勝と勝ち越した松島(左)
徐瑛彬(左)は王楚欽から初勝利を挙げた
また、8月31日には中国卓球協会が声明を発表する事態も発生。四川豊谷の孫聞が山東魏橋・向尚運動戦で林昀儒に敗れた後、ラケットを投げつける行為を行い、物議を醸した。協会はこの行為がスポーツ精神に反し、中国超級リーグおよび競技の社会的イメージを損なったと判断。関連規定に基づき、孫聞には1試合の出場停止処分が科された。
〈山東魏橋・向尚運動 3-1 四川豊谷〉
梁靖崑 / 林昀儒 2-3 嚴升 / 陳俊菘○
○王楚欽 3-0 孫聞
○梁靖崑 3-0 陳俊菘
○林昀儒 3-2 孫聞
なお、中国超級リーグ・プレーオフファイナル(準決勝・決勝)は12月26〜28日に江蘇省南京市で開催される予定だ。
写真提供:ピンパン世界
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