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中国リポート

全中国選手権、女子団体は王芸迪&陳幸同の遼寧省が4年ぶりV

現在、湖北省黄石市で開催中の2022年全中国選手権。女子団体決勝は遼寧省と江蘇省の「名門対決」となり、王芸迪が2勝を挙げた遼寧省が4年ぶりの優勝を果たした。準々決勝以降の記録は下記のとおり。

[女子団体]●準々決勝
 〈遼寧省 3−2 湖北省〉
王芸迪 9、15、−8、−11、−5 張瑞○
○陳幸同 4、7、9 范妹涵
閻禹橦 9、−7、−9、−8 王暁楠○
○王芸迪 9、5、−8、4 范妹涵
○陳幸同 6、8、6 張瑞
 〈河北省 3−1 黒龍江省〉
臧小桐 −7、9、−4、−10 張繽月○
○孫穎莎 9、7、3 孫思楠
○何卓佳 6、4、9 趙若含
○孫穎莎 9、3、4 張繽月
 〈江蘇省 3−0 四川省〉
○蒯曼 7、7、11 范思琦
○銭天一 −7、8、4、−7、9 楊惠菁
○石洵瑤 −8、6、9、12 郭艶
 〈天津市 3−1 山西省〉
○劉煒珊 1、8、6 張優佳
斉菲 8、−10、−8、−7 韓菲児○
○周倩婷 −6、8、8、8 梁家怡
○劉煒珊 4、6、2 韓菲児
●準決勝
 〈遼寧省 3−0 河北省〉
○王芸迪 −8、7、7、3 臧小桐
○陳幸同 5、3、8 朱梓予
○閻禹橦 14、10、−8、−9、9 李雨琪
 〈江蘇省 3−0 天津市〉
○銭天一 −9、7、10、−7、5 劉煒珊
○蒯曼 5、9、11 斉菲
○石洵瑤 9、12、3 周倩婷
●決勝
 〈遼寧省 3−2 江蘇省〉
○王芸迪 −5、3、−9、5、8 蒯曼
○陳幸同 −10、3、−9、9、5 石洵瑤
閻禹橦 −7、−5、4、−11 銭天一○
陳幸同 −9、−8、−2 蒯曼○
○王芸迪 5、−9、8、7 石洵瑤

 

優勝を飾った遼寧省女子チーム。監督は08年北京五輪・日本男子代表の韓陽さん(右端)

準々決勝で、右シェーク・バック表の張瑞を擁する地元・湖北省に3−2で競り勝った遼寧省。準決勝で対戦した河北省は、準々決勝まで出場していた孫穎莎が連戦の疲労や故障のリスクを考え、出場を回避。余裕を持って決勝へと駒を進めた。もともと全中国選手権は、4年に1度の全中国運動会に比べるとステータスが低く、トップ選手の欠場も多い大会。無理をして故障されても……というところはあるだろう。

決勝ではツインエースの王芸迪と陳幸同がともに勝利して2−0とリードした後、3番で将来を嘱望(しょくぼう)される14歳の左シェークドライブ型・閻禹橦が銭天一との左腕対決に惜敗。4番も敗れてラストまで追い詰められたが、王芸迪が踏ん張って石洵瑤を下し、チームに勝利をもたらした。

決勝の江蘇省戦で2点を挙げ、チームの優勝の立役者となった王芸迪(写真提供:ピンパン世界)

黒龍江省のエース王曼昱は準々決勝の河北省戦には出場せず、チームもベスト8。陳夢がエースの山東省は、ベスト8決定の山西省戦4番で陳夢が左シェークドライブ型の韓菲児に2−3で敗れ、チームも痛い逆転負けを喫している。世界選手権団体戦・成都大会で出場機会が少なく、疲弊(ひへい)していない王芸迪と陳幸同が最も実力を発揮できたということだろう。

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