中国リポート
11月3〜12日にかけて湖北省黄石市で開催された2022年全中国選手権。男子シングルスは団体戦で敗れていた林高遠（広東省）に決勝でリベンジを果たした樊振東（上写真／上海地産集団）が同大会4度目のシングルス王者に輝いた。男子シングルスの結果は下記のとおり。
〈男子シングルス〉●3回戦
樊振東（上海地産集団） 6、9、8 薛飛（湖北省）
于子洋（山東省）10、9、5 徐海東（遼寧省）
向鵬（浙江省） -10、2、7、-12、10 陳垣宇（江蘇ZGL）
牛冠凱（河南省） -5、10、12、8 周啓豪（広東省）
劉丁碩（山東省）5、7、8 孫聞（江蘇ZGL）
周愷（上海地産集団） 7、-8、-12、5、7 袁励岑（遼寧省）
徐晨皓（北京） 9、-5、8、9 梁儼苧（河北楽旋）
林高遠（広東省） 9、6、9 趙子豪（上海地産集団）
●準々決勝
樊振東 6、5、-10、3 于子洋
牛冠凱 -9、4、11、-11、14 向鵬
劉丁碩 7、8、-7、-8、9 周愷
林高遠 9、-7、3、3 徐晨皓
●準決勝
樊振東 8、9、3、8 牛冠凱
林高遠 -2、7、5、1、3 劉丁碩
●決勝
樊振東 8、18、-4、10、-9、9 林高遠
4度目の男子シングルス王者に輝いた樊振東
樊振東は準決勝で牛冠凱（河南省）に2ゲーム目、2-8の劣勢から見事逆転し、勢いをつけてそのままストレートで完封。決勝は今大会3冠を狙う林高遠（広東省）と対戦。第1ゲームから両者ともに一歩も譲らない激しいラリーの応酬が続いたが、樊振東が要所をしっかり抑え4-2で勝利。団体戦で敗戦を喫した林高遠にリベンジを果たし、世界ランキング1位の底力を見せつける優勝となった。
2014年に同大会で初優勝、2016年、2020年も優勝しており、今回が4度目の優勝となった樊振東は、優勝後のインタビューで「8年前、ぼくはこの大会のタイトルをどうしても獲りたかった。8年経った今でも依然としてこの大会のタイトルを獲りたいという（8年前と）同じ気持ちを持っていた中で、このタイトルを獲ることができたのはとてもうれしい」と語った。
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