7月15〜20日、中国では『2023中国卓球クラブ超級リーグ』の男女第1ステージ(リーグ戦)が開催された。男子は7月15〜20日まで貴州省遵義市の遵義市オリンピック体育センター体育館、女子は7月16〜20日まで江西省吉安市の吉安市城南体育館で行われ、男女分離開催の形となった。
今季の超級リーグに登録したクラブは男子9チーム、女子6チーム。第1ステージで総当たりのリーグ戦が行われ、男女とも4チームが第2ステージに進出。第2ステージはトーナメントで準決勝・決勝が行われ、優勝クラブを決定する。まず男子の結果から紹介しましょう(遅くなってスミマセン)。
★2023中国卓球クラブ超級リーグ・男子第1ステージ結果 ※カッコ内は登録メンバー
1位 山東魏橋・向尚運動(山東省) 8勝0敗
[王楚欽・梁靖崑・周啓豪・于子洋]
2位 上海地産集団(上海市) 7勝1敗
[樊振東・許昕・周愷・趙子豪・孫正]
3位 仙頭明潤・廷宴潮菜(広東省) 6勝2敗
[林高遠・徐海東・馬特・李芸杰]
4位 山東魯能(山東省) 5勝3敗
[馬龍・袁励岑・劉丁碩・徐瑛彬・閻安]
↑↑↑ 上位4チームは第2ステージに進出 ↑↑↑
5位 黄石基地・華新(湖北省) 4勝4敗
[林詩棟・向鵬・薛飛・魏世皓]
6位 楽旋体育集団(山東省) 3勝5敗
[梁儼苧・賽林威・高楊・周雨・モーレゴード(スウェーデン)]
7位 四川豊谷酒業(四川省) 2勝6敗
[孫聞・曹巍・厳昇・朱霖峰・冷大棚]
8位 深圳宝安・明金海(深圳市) 1勝7敗
[牛冠凱・徐晨皓・劉夜泊・程靖琪]
9位 江蘇習酒京匠・中超(江蘇省) 0勝8敗
[全開源・趙剣彦・楊碩・孫佳逸・林晨]
男子第1ステージを全勝で1位通過したのは山東魏橋・向尚運動。王楚欽と梁靖崑というツインエースが揃ったことで、王楚欽をダブルスに起用することができ、トップで周啓豪/王楚欽が7勝1敗の好成績。王楚欽はシングルスでも6勝2敗、単複で13勝を挙げる活躍を見せている。梁靖崑も2番で確実に勝利を重ね、ラストでも2勝を挙げて8勝2敗と期待に応えた。
2位は山東魏橋とともに優勝候補の双璧だった上海地産集団。スーパーエースの樊振東が9勝1敗の好成績を挙げたが、7月16日に行われた山東魏橋戦の4番で、周啓豪にゲームカウント2−0から痛恨の逆転負け。ポイントゲッターの周愷が奮闘したが、ベテラン許昕が故障の影響で単複4試合の出場に留まった影響もあり、惜しくも2位に留まった。
3位の仙頭明潤・廷宴潮菜は、林高遠の単複での奮闘で大健闘のプレーオフ進出。4位の山東魯能は昨シーズンのチャンピオンチームだが、4位で辛うじてプレーオフに勝ち進んだ。大黒柱の馬龍はシングルス4勝1敗という成績ながら、山東魏橋や上海という上位チームとの対戦では出場せず。「リトル馬龍」徐瑛彬が山東魏橋戦で梁靖崑と周啓豪を連破するなど活躍したが、昨シーズンのプレーオフファイナル5番でチームの優勝を決めた左腕・袁励岑の調子が今ひとつだった。
★主な対戦のスコア
〈山東魏橋・向尚運動 3−2 上海地産集団〉
◯周啓豪/王楚欽 8、−4、−11、8、6 許昕/周愷
梁靖崑 −7、−7、−10 樊振東◯
王楚欽 8、−9、7、−9、−8 周愷◯
◯周啓豪 −4、−5、10、7、9 樊振東
◯梁靖崑 −6、7、6、5 許昕
〈山東魏橋・向尚運動 3−0 仙頭明潤・廷宴潮菜〉
◯周啓豪/王楚欽 2、−11、3、5 李芸杰/林高遠
◯梁靖崑 5、9、−4、12 徐海東
◯王楚欽 −5、11、9、−8、12 林高遠
〈山東魏橋・向尚運動 3−2 山東魯能〉
◯周啓豪/王楚欽 −8、−6、9、10、5 閻安/袁励岑
梁靖崑 −7、−10、5、−6 徐瑛彬◯
◯王楚欽 10、8、−9、5 袁励岑
周啓豪 −9、−8、−6 徐瑛彬◯
◯梁靖崑 −9、9、3、9 閻安
〈上海地産集団 3−2 山東魯能〉
周愷/趙子豪 −10、−7、−9 劉丁碩/袁励岑◯
孫正 9、15、−10、−6、−9 徐瑛彬◯
◯趙子豪 −9、8、9、9 袁励岑
◯孫正 −3、12、−9、7、12 劉丁碩
◯周愷 −8、8、−14、6、8 徐瑛彬
〈山東魯能 3−0 楽旋体育集団〉
◯袁励岑/徐瑛彬 9、4、7 梁儼苧/周雨
◯馬龍 −13、5、9、−8、4 モーレゴード
◯徐瑛彬 7、−4、6、8 周雨
※写真提供:月刊『ピンパン世界』(中国)
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