卓球王国 2024年10月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
中国リポート

全中国選手権・男女団体の結果。樊振東&許昕の上海地産集団がV3

10月11〜19日、中国・内蒙古自治区のオルドス市体育事業発展センター体育館で行われた2024年全中国卓球選手権。男子団体の準決勝・決勝の結果は下記のとおりとなった。

[男子団体]●準決勝
 〈黒龍江銀河 3ー0 山東省〉
◯曹巍/徐英彬 ー2、7、10、11 于子洋/劉丁碩
◯魏世皓 6、13、ー4、ー7、6 全開源
◯徐英彬 7、8、2 劉丁碩
 〈上海地産集団 3ー1 福建省〉
◯許昕/周愷 10、10、9 曾蓓勲/陳俊菘
◯樊振東 3、ー9、ー9、2、8 程靖淇
周愷 6、ー8、ー6、ー10 陳俊菘◯
◯許昕 4、7、8 程靖淇
●決勝
 〈上海地産集団 3ー1 黒龍江銀河〉
許昕/周愷 4、ー10、ー8、ー6 魏世皓/王博◯
◯樊振東 8、5、7 徐英彬
◯周愷 ー7、ー12、9、8、7 王博
◯許昕 ー7、ー4、9、3、4 徐英彬

上海地産集団の樊振東が、8月のパリ五輪以来となるコート復帰を果たし、チームを3連覇へと導いた。大会直前にはロレックス・上海マスターズで上海を訪れたテニスのロジャー・フェデラー(元世界ランキング1位)とイベントでボールを打ち合うなど、調整は万全とは言えない状態ながら、その技術力はさすが。チームの先輩、34歳になった許昕も準決勝・決勝でチームに決勝点をもたらし、元気なところを見せた。

パリ五輪以来のコート復帰となった樊振東。団体戦で上海市の3連覇に貢献

まだまだ元気なところを見せた許昕。決勝で徐英彬に0ー2から逆転勝利

八一解放軍チームの解散に伴い、樊振東と周愷(左から2番目)が加入。国内大会で圧倒的な強さを見せる上海市男子チーム

[女子団体]●準決勝
 〈上海地産集団 3ー1 遼寧金牛〉
◯馬小惠/陳熠 7、9、8 佟佳怡/閻禹橦
楊屹韻 ー9、ー9、ー4 劉斐◯
◯陳熠 11、5、ー5、4 閻禹橦
◯楊屹韻 3、4、6 佟佳怡
 〈江蘇省 3ー0 湖南省〉
◯銭天一/石洵瑶 5、4、6 陳馨然/馮怡璇
◯蒯曼 ー8、8、ー5、7、6 朱思冰
◯石洵瑶 11、11、12 馮怡璇
●決勝
 〈江蘇省 3ー2 上海地産集団〉
◯石洵瑶/銭天一 8、6、5 楊屹韻/孫銘陽
◯蒯曼 ー8、10、ー4、8、9 陳熠
銭天一 ー9、ー6、ー5 孫銘陽◯
石洵瑶 ー9、ー5、ー5 陳熠◯
◯蒯曼 8、ー5、9、5 楊屹韻

女子団体は江蘇省チームが、男女揃っての優勝を狙った上海地産集団に競り勝って2連覇。蒯曼、銭天一、石洵瑶という国家1軍チームのメンバーを揃え、蒯曼がエース級の活躍を見せた。

中国女子の次代のエースと目される蒯曼、アジア選手権からの転戦で活躍を見せた

かつての名門、江蘇省女子チームは再び輝きを取り戻しつつある

※写真提供:『ピンパン世界』

関連する記事