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インタビュー

大注目の篠塚大登。WTTコンテンダーで2勝目をあげた「しのぴ」にインタビュー

 

――WTTはこれで2度目の優勝です。ある程度国際大会でも勝てるという自信になったのではないですか。

篠塚 そうですね、WTTコンテンダーなどの大会の成績を安定させていきたいなと思っています。そこで力をつけていって、より上の大会でも成績を残せるようにがんばりたいです。

 

――海外のトップ選手に勝てていることについての自己分析は。

篠塚 サービスが効きますね。だから先手を取って攻めることができています。ただ、何度か対戦していくとサービスは慣れられてくると思うので、そこでどうするのかということもしっかり考えて練習していきたいです。

 

表彰後に決勝で戦ったヨルジッチとパチリ(写真=WTT)

 

――このインタビューは大会後に日本に帰国した翌日に行いました。この日は大学の授業に出ていましたが、大学生としての国内大会やTリーグ、そしてWTTとたくさんの試合に出場していますが、きつくはないですか?

篠塚 ぼくはそんなに疲れないですね。この生活にだいぶ慣れてきました。

 

――国内大会と国際大会のモチベーションの保ち方については?

篠塚 どの試合も全力でやりたいと思っているのですが、国内の試合では負けることも多いので、メンタル面でどの選手と対戦しても向かっていけるように、国内大会で自分の力を100パーセント出せるようにしていきたいです。

差をつけているわけではないのですが、格上の海外選手との試合のほうが思い切って力を出すことができているので、国内でもそういう気持ちでプレーするようにしていきたいです。

 

――パリオリンピックの選考会でも現在2位についています。

篠塚 もちろんパリを目指していますが、選考会などの結果というよりも、目の前の1試合1試合を全力で取り組んでいくようにしています。

 

――普段の練習はどこで行っていますか。

篠塚 愛知工業大と木下マイスター東京で練習しています。愛工大にも強い選手はいますが、木下にはシニアの強い選手たちが集まっていて、倉嶋監督などいろいろな方からもアドバイスしていただけるので、そこで成長できている部分はあると思います。

 

――篠塚選手はファンから「しのぴ」の愛称で呼ばれていて、Tリーグのウエアも背中に「SHINOPI」と入れていますね。

篠塚 しのぴというあだ名は自分自身も気に入っているので、会場などでも「しのぴ」と呼んでいただけるのはとてもうれしく思っています!

 

Tリーグには木下マイスター東京から参戦。背中にはSHINOPIとプリントされている

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