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今野の眼

オフチャロフ「ぼくの毎日の練習と生活は東京五輪のためにある」

欧州卓球、最後の大物・オフチャロフ

 

今回のインタビューした時はWTTのためにカタールに到着し、検疫のために3日間隔離されている時だった。

●─去年の3月、東京五輪が延期になった時にはどういう気持ちだったのかな?

オフチャロフ もちろん残念だったし、2つの気持ちが交錯した。個人的には長いキャリアを持っていても自分のパフォーマンスが保証されているわけではない。でも、去年の1月のドイツオープンで世界ランキング1位の樊振東に勝ったことで、オリンピックでメダルを獲れるという強い自信が生まれた。だから延期は残念だった。

もうひとつは、人々の健康が第一であり、卓球している人たちの健康を考えるうえでも、延期は正しい決断だったと思う。

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●─君がTリーグでプレーする噂もあったけど、プレーする可能性は?

オフチャロフ もちろん、Tリーグはとても興味のあるリーグだよ。本当は木下マイスターズで数試合プレーする計画があったんだけど、COVIDのせいで日本の2週間の検疫をオリンピック前に受け入れることができなかった。検疫がなかったらプレーしたと思う。

●─今年の秋から始まるTリーグでプレーする可能性もあるのかな?

オフチャロフ もちろんあるよ。ワクチンが浸透し、旅行がもっと容易になったらTリーグでプレーしたいね。

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●─東京五輪にはどのような準備をして、どういうプレーを見せてくれるかな。

オフチャロフ ぼくの毎日の練習と生活は東京五輪のためにある。オリンピックが今年の、いや4年ごとの重要なイベントになる。毎日のようにオリンピックを考え、準備をしている。日本という卓球の伝統があり、卓球人気の高い場所でのオリンピックは意義があるし、強い日本選手と対戦するのも楽しみだし、すばらしい卓球イベントになると思うね。

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ヨーロッパが強くなくては、世界の卓球界は盛り上がらない。そのヨーロッパの最後の大物と言われるドミトリ・オフチャロフ。彼のあとに世界の卓球のトップクラスに飛び出す選手がヨーロッパから出てくるだろうか。

 

「卓球を愛する男、オフチャロフ」のインタビューは卓球王国最新号で。

卓球王国最新6月号でのオフチャロフのインタビュー

 

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