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【全農カップ】世界4位の張本キラー、戸上隼輔。最終ゲーム5−5から一気のスパートでV!

戸上はバックハンドの威力に加えて、強靭なフィジカルからフォアドライブで得点できるのが強みだ

 

2023全農CUP平塚大会、男子は戸上隼輔が張本智和を4−3で破り、優勝し、選考ポイント100点が加算され、篠塚大登を抜き、2位となった。

決勝の出足、いきなり張本が8−0と離す。「離されたけど、少しずつ追い上げたことが次のゲームにつながった」と戸上が話すように、9−8まで追い詰めた戸上。その後の、2、3ゲーム目を連取し、ゲームの流れを引き寄せた。

しかし、その後、ゲームは一進一退で最終ゲームへ。5−3で戸上リードでチェンジエンド。5−5になったところで、戸上がタイムアウト。「自分が先にタイムアウトを使い、最終ゲームで戸上さんがタイムアウトを取ったことを考えても、自分が受け身になった流れだった」(張本)。

 

張本は厳しい攻めを見せたが最後に戸上につかまった

 

タイムアウト後、戸上は5本連取し、最後は11−6で優勝を決めた。

全日本選手権決勝に続き、世界ランキング4位の張本に連勝した戸上。その試合ぶりは世界ランキング48位のそれではない。世界一桁の選手に勝てるポテンシャル。「早く世界ランキング15位内に入りたい」と語った戸上。壁を突き破っていく瞬間はもうすぐ来るだろう。

 

国内では無敵の強さが出てきている戸上。世界ランキングをどこまで上げられるかが勝負だ

 

●男子決勝

戸上隼輔(明治大) −8、6、5、−5、8、−7、6 張本智和(智和企画)

 

●男子3・4位決定戦

吉山僚一(日本大) 8、10、−8、−2、3、8 田中佑汰(個人)

 

●女子3・4位決定戦

佐藤瞳(ミキハウス) 8、9、5、10  森さくら(日本生命)

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