5月6、7日にトッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われた2023全農CUP平塚大会。パリ五輪の選考会として今大会からポイントが2倍になり、選手にとってより重要になった。
男子は戸上隼輔(明治大)が優勝して100ポイントを獲得し、選考ポイントで3位から2位にランクアップ。その戸上に決勝で敗れたが張本智和(智和企画)は90ポイントを加算して合計323.5ポイントと1位を継続。また、今大会で3位に入った吉山僚一(日本大)は合計172ポイントで選考ポイントで3位に浮上。腰の痛みのため初戦で棄権した篠塚大登(愛知工業大)は選考ポイントで2位から4位に下がった。
2023全農CUP平塚大会後の男子選考ポイント上位者は以下の通り。
①張本智和(智和企画)=323.5
②戸上隼輔(明治大)=250
③吉山僚一(日本大)=172
④篠塚大登(愛知工業大)=169
⑤田中祐汰(個人)=160
⑥曽根翔(T.T彩たま)=145
⑦及川瑞基(木下グループ)=124.5
⑧吉村真晴(TEAM MAHARU)=118
⑨宇田幸矢(明治大)=115
⑩横谷晟(愛知工業大)=90
女子は早田ひな(日本生命)が苦しみながらも優勝し、選考ポイント100を獲得。合計で332.5ポイントになり、207ポイントで2位の平野美宇(木下グループ)他を大きくリードしている。平野は木原美悠(木下グループ)を抜いて2位になり、木原は182ポイントで3位になった。
今大会で3位に入賞した佐藤瞳(ミキハウス)は80ポイントを獲得して合計で175ポイントまで上げて選考ポイントで4位に。飛躍したのは張本美和(木下アカデミー)で今大会で2位になって90ポイントを追加して、選考ポイントで5位にジャンプアップ。張本は安定した強さで取りこぼしが少ないことを考えると、今後もポイントを量産していく可能性が高く、さらに上位に食い込める可能性がある。
苦しい状況に立っているのが伊藤美誠(スターツ)だ。今大会で2回戦で長﨑美柚(木下グループ)に敗れ、通算の選考ポイントは155.5で7位という位置。今月開催される世界選手権ダーバン大会(個人戦)やその後のTリーグ個人戦などでの巻き返しはあるか。
2023全農CUP平塚大会後の女子選考ポイント上位者は以下の通り。
①早田ひな(日本生命)=332.5
②平野美宇(木下グループ)=207
③木原美悠(木下グループ)=182
④佐藤瞳(ミキハウス)=175
⑤張本美和(木下アカデミー)=160.5
⑥長﨑美柚(木下グループ)=158
⑦伊藤美誠(スターツ)=155.5
⑧芝田沙季(ミキハウス)=137
⑨石川佳純(全農)=128
⑩森さくら(日本生命)=122.5
ツイート