2021-2022シーズンのヨーロッパチャンピオンズ(ECL)は11月3日から7日にかけて第2ステージのグループリーグが行われ、各グループ上位2チームが準々決勝へ進出決定。日本からは有延大夢(琉球アスティーダ)がポーランドのジャルドヴォ、森さくら(日本生命)がチェコのホドーニンのメンバーとして出場した。
【男子】
〈グループA〉
順位:①ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ/3勝0敗)②スポルティング(ポルトガル/1勝2敗)③CTTボルヘス(スペイン/1勝2敗)④フェルバーマイヤーヴェルス(オーストリア/1勝2敗)
〈グループB〉
順位:①UMMC(ロシア/2勝1敗)②エンヌボン(フランス/2勝1敗)③トップスピン・メシーナ(イタリア/2勝1敗)④ウィーナーノイシュタッド(オーストリア/0勝3敗)
〈グループC〉
順位:①ザールブリュッケン(ドイツ/3勝0敗)②ジャルドヴォ(ポーランド/2勝1敗)③ロスキレ(デンマーク/1勝2敗)④ポントワーズ(フランス/0勝3敗)
〈グループD〉
順位:①オレンブルク(ロシア/3勝0敗)②ノイ・ウルム(ドイツ/2勝1敗)③ボゴリア(ポーランド/1勝2敗)④ニノ・プラハ(チェコ/0勝3敗)
連覇を狙うボルシア・デュッセルドルフは3試合とも3-0勝利でグループリーグを突破。豪華メンバーでタイトル奪還を期すオレンブルクは林昀儒(チャイニーズタイペイ)がノイ・ウルム戦でスゴウロポウロス(ギリシャ)、カツマン(ロシア)、ボゴリア戦で荘智淵(チャイニーズタイペイ)にフルゲームで敗れるなど0勝3敗と苦戦。フレイタス(ポルトガル)、新加入のカルデラノ(ブラジル)が大車輪の活躍でグループリーグ1位通過を決めた。グループCは前回準優勝のザールブリュッケンが順当に1位通過。3クラブが2勝1敗で並んだグループBではUMMCとエンヌボンが準々決勝へ。モンテイロ(ポルトガル)擁するトップスピン・メシーナはわずかに及ばす涙を飲んだ。
ECL初参戦となった有延は2勝1敗の成績を残し、グループリーグ突破に貢献。ポントワーズ戦では2011年世界選手権ベスト16のマテネ(フランス)に勝利した。有延の所属するジャルドヴォにはモーレゴード(スウェーデン)、ディヤス(ポーランド)が所属。準々決勝での下克上を狙う。
【女子】
〈グループA〉
順位:①ベルリン・イーストサイド(ドイツ/3勝0敗)②リール・メトロポール(フランス/2勝1敗)③ブダオルシ(ハンガリー/1勝2敗)④ジュンカル(ポルトガル/0勝3敗)
〈グループB〉
順位:①メスTT(フランス/3勝0敗)②ホドーニン(チェコ/2勝1敗)③TTCノビサド(セルビア/1勝2敗)④ギルバウ・ヴィッグ(スペイン/0勝3敗)
〈グループC〉
順位:①クレールフォンテーヌ(フランス/3勝0敗)②セント・クエンティン(フランス/2勝1敗)③カルタヘナ(スペイン/1勝2敗)④ナノテック・フィラッハ(オーストリア/1勝2敗)
〈グループD〉
最終順位:①タルノブジェク(ポーランド/3勝0敗)②リンツ・フロシュベルク(オーストリア/2勝1敗)③サン=ドニ93(フランス/1勝2敗)④モラフスキー・クルムロフ(チェコ/0勝3敗)
女子も大きな波乱はなく、上位候補のクラブが準々決勝へ。昨シーズンに続き、ホドーニンでECLに参戦した森はメスTT戦でディアコヌ(ルーマニア)に敗れたのみで5勝1敗とエース級の働きを見せて、チームをグループリーグ突破に導いた。ホドーニンの同僚にはパルティカ(ポーランド)、ビレンコ(ウクライナ)がおり、昨シーズン逃したベスト4入りも期待できる。
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