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大会報道

普段はなかなか見ることのない中国選手をチャイナスマッシュで発見。徐海東、縦歌曼、石洵瑶のプロフィールを紹介

中国で初開催のグランドスマッシュ大会になるチャイナスマッシュ。中国をはじめとして各国のトップ選手が参加しているが、ワイルドカードで選ばれるなど中国選手の参加が多い大会になり、初戦から同士打ちが連発している。

ここでは、普段はなかなか見ることのない中国の3選手を本日の試合で撮影。過去の戦績などを踏まえて紹介したい。

 

●男子シングルス1回戦

梁靖崑(中国) 4、15、8 徐海東(中国)

徐海東(シュ・ハイドン)

遼寧省出身、遼寧省チーム所属。2018年世界ジュニア選手権で団体・シングルス・ダブルスの3冠王。

長身のペン裏面使いの選手でジュニアで3冠王と申し分のない成績をあげていたが、そこから伸び悩んでいるのは否めない。他国のペンホルダーで世界で活躍しているF.ルブラン(フランス)やチウ・ダン(ドイツ)が前陣での両ハンドドライブをプレーの軸にして戦っているが、徐海東はすぐに台から下がってしまう点がきついか。

徐海東(中国)

 

●女子シングルス1回戦

縦歌曼(中国) 6、6、7 ユ・フ(ポルトガル)

縦歌曼(ゾン・ゲマン)

安徽省出身、広東省育ちで広東省チーム所属、2023年12月に17歳で中国1軍チーム入り。

卒のない両ハンドドライブ型で、ミスが少なく非常に安定したプレーを見せる選手。18歳と若く、孫穎莎や王曼昱の後を継いでいく選手になれるか。この1、2年間が勝負になるだろう。

縦歌曼(中国

 

●女子シングルス1回戦

王曼昱(中国) 7、8、‐9、10 石洵瑶(中国)

石洵瑶(シ・シュンヤオ)

江蘇省出身で江蘇省チーム所属、2016年の張本智和優勝の世界ジュニア選手権で女子シングルス優勝、2018年世界ジュニア女子団体優勝。

王曼昱と激しい打ち合いを演じた石洵瑶。バックハンドがうまく、国際大会に多く抜擢されて経験を積むことができれば、さらに強くなりそうだ。

石洵瑶

王曼昱のファンが大勢かけつけた。中国の同士打ちだが、石洵瑶はアウェイのような雰囲気になってしまった

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