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大会報道

チャイナスマッシュ女子シングルスの初代女王は孫穎莎が勝ち取る

●女子シングルス決勝

孫穎莎(中国) 6、‐12、4、‐6、8、7 王曼昱(中国)

 

WTTチャイナスマッシュの女子シングルス決勝は、世界ランキング1位の孫穎莎と同3位の王曼昱という実力者同士の対決になり、4‐2で孫穎莎が勝利。母国で初開催のグランドスマッシュ大会で優勝し、さらなる名声を積み上げた。

母国初開催のグランドスマッシュ大会で優勝した孫穎莎

最終日も超満員の観客が詰めかけた

試合の序盤はお互いに出方を見るように「ややおとなしめ目のプレー」で豪快に打ち合わずに外し合いが目立ったが、ゲームカウント2‐2を迎えたあたりから、2人の持ち味であるパワーとスピードの打ち合いになる。

5、6ゲームとも孫穎莎が攻撃力の高さで王曼昱にプレッシャーをかけ続け、先手を取りたい王曼昱はレシーブでやや強引にチキータをするもミスが出てしまう。ゲームカウントは4‐2と競ったが、メンタル的な部分では孫穎莎が終始リードし、ゲームを支配していた。

孫穎莎のフォアドライブ。試合の後半は本来の迫力ある打撃戦になった

中陣からでも一撃のドライブで得点を奪った王曼昱

「WTTグランドスマッシュが北京に来たのは今回が初めてで、ホームグラウンドで素晴らしい思い出をつくることができました。

(王)曼昱と私はお互いをよく知っていることもあって、私たちの試合は6ゲームや7ゲームになります。(決勝は)私にとって厳しい挑戦になり、それに備えていました。

私は今大会の全ての試合を本当に楽しめましたし、私たちをサポートするために会場に来てくれた全てのファンにとても感謝しています。タイトルを獲得したことは間違いなく私が求める最高の思い出です。これからもさらに良い結果を出していきたいです」(孫穎莎)

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