東京・墨田区の保育園に、五輪金メダリストの水谷隼さんが登場した。日本卓球協会は11月12日、都内で24園の認可保育園・認定こども園を運営する社会福祉法人・東京児童協会の協力のもと、「ひらがなのツリー保育園」を訪問。水谷さんと日本卓球協会の宮崎義仁専務理事が、園児たちと卓球を通じた交流イベントを行った。
水谷さんが模範でボールを打つと、4~5歳の園児たちは大歓声。最初はラケットにボールを当てるのも難しかった子どもたちも、水谷さんが手を添えて教えるうちに100球を超えるラリーをつなげるなど、目を輝かせていた。1時間の交流は笑顔と歓声に包まれ、あっという間に過ぎた。
「みんな楽しかったですか~?」と水谷さんが声をかけると、園児たちは「はーい!」と元気に応えた。
イベント後、水谷さんはこう語った。
「ぼく自身が元気をもらいました。ちょっと打っただけでメキメキ上達していて、センスがありますね。小さい頃から得られるものは卓球では大きい。卓球は小さい子が大人を倒せる競技。これをきっかけに全国に卓球が広がってほしい」
また、日本卓球協会の宮崎義仁専務理事は次のようにコメントした。
「協会としても保育園で行うのは初めての試みです。『卓球』や『ピンポン』という言葉を子どもたちが覚えて、将来的に卓球が国民的スポーツになってほしい。今後も全国でこうした活動を広げ、卓球界を盛り上げていきたい」

始めるまえに金メダリストがやさしくラケットの握りを指導した

ふだんはテーブルとして使っている台にサポートをつければ「卓球台」に変身

日本卓球協会の宮崎義仁専務理事も手を添えて指導
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