3月上旬から中旬にかけて、ヨーロッパでWTTフィーダー3大会が開催され、日本選手も多数参戦。各大会で活躍を見せた。
まず、2〜6日にドイツで開催された「WTTフィーダー デュッセルドルフ2026」では、日本勢が2種目を制覇。女子シングルスでは、予選から出場した兼吉優花(中央大)が快進撃を見せて優勝を果たした。
本戦1回戦では2024年世界ユースU19女王のカウフマン(ドイツ)をストレートで撃破。決勝では面田采巳(愛知工業大)を退けて勝ち上がった第1シードのハーシー(ウェールズ)に対し、3ゲームでわずか8点しか与えない圧勝で、WTT初のシングルスタイトルを手にした。

回転の読みにくいカットで相手を翻弄した兼吉。持ち前の冷静さも光った

ベンチに入ったのは兼吉の姉・美花さん(右)。今シーズンよりブンデスリーガの「ベルリンイーストサイド」、ヘッセン卓球協会のトレーニングチームでコーチを担当
男子ダブルスでは、野田颯太/面田知己(日鉄物流ブレイザーズ/愛工大名電高)が優勝。決勝では全日学王者ペアの濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)をフルゲームで下し、タイトルを獲得した。

男子ダブルスを制した野田颯太/面田知己
続く7〜11日にスロベニアで開催された「WTTフィーダー オトーチェッツ2026」では、混合ダブルスで萩原啓至/面田采巳(愛知工業大)が優勝。1回戦でモンテイロ/レアル(ポルトガル)との接戦をフルゲームで制すると、そのまま安定した戦いぶりで頂点まで駆け上がった。
また面田は、女子シングルスと今枝愛美(愛知工業大)との女子ダブルスでも準優勝と健闘。男子シングルスでは濵田一輝(早稲田大)が3位に入り、存在感を示した。

混合ダブルス優勝の萩原啓至(左)/面田采巳
3月12〜16日にはクロアチアで「WTTフィーダー ヴァラジュディン2026」が開催。日本から男女6選手が出場した。女子シングルスでは第1シードの横井咲桜(ミキハウス)がメイロス(ルーマニア)に初戦敗退する波乱があった中、カットの兼吉優花(中央大)が再び存在感を発揮した。
兼吉は準決勝で左腕のシャオ・マリア(スペイン)をストレートで完封すると、続く決勝でも竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高)、青木咲智(四天王寺高)ら日本勢を連破して勝ち上がってきた強打者・ミッテルハム(ドイツ)をストレートで下し、優勝を飾った。兼吉は「WTTフィーダー デュッセルドルフ」に続くタイトル獲得となった。
さらに兼吉は竹谷との女子ダブルスでも躍動。決勝ではククルコバ/ザリフ(スロバキア/フランス)の国際ペアに対し、ゲームカウント0-2からの逆転勝利を収め、二冠を達成。充実した戦いぶりを見せた。

単複二冠を達成した兼吉(写真はWTTフィーダー デュッセルドルフより)
男子では濵田一輝(早稲田大)が男子シングルスで決勝に進出。アンドラシュ(ハンガリー)との決勝は、ゲームカウント0-2から追いつく粘りを見せたが、最終ゲームを8-11で落として準優勝となった。濵田は横谷晟(宮崎県スポーツ協会)との男子ダブルスでも準優勝に入り、2種目で表彰台に立つなど、奮闘した。

男子シングルス準優勝の濵田(写真はWTTフィーダー デュッセルドルフより)
写真提供:WTT
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