3月14日より東京体育館で行われていた第75回東京選手権大会が閉幕。最終日となる本日は男女シングルス、ジュニア、カデットの決勝が行われ、各カテゴリーで王者が決定した。
【男子シングルス】
優勝:松下大星(クローバー歯科カスピッズ)
準優勝:小野寺翔平(中央大)
3位:野田颯太(専修大)、坂井雄飛(愛工大名電高)
【女子シングルス】
優勝:牛嶋星羅(レゾナック)
準優勝:塩見真希(サンリツ)
3位:出澤杏佳(専修大)、出雲美空(サンリツ)
【男子ジュニア】
優勝:石井佑季(希望が丘高)
準優勝:鈴木柊平(遊学館高)
3位:小野泰和(出雲北陵高)、水谷悠真(実践学園高)
【女子ジュニア】
優勝:面手凛(山陽学園中)
準優勝:青木咲智(ミキハウスJSC)
3位:附田美瑠姫(青森商業高)、高森愛央(ミキハウスJSC)
【男子カデット】
優勝:岡本翼(木下アカデミー)
準優勝:大野颯真(木下グループ)
3位:伊藤佑太(木下アカデミー)、栁本進太郎(北花田卓球)
【女子カデット】
優勝:植田杏(ミキハウスJSC)
準優勝:立川釉菜(明徳義塾中)
3位:髙橋青葉(TIT)、日下部詩季(遊学館ジュニア)
男子シングルスではペンホルダーの星・松下大星が優勝。決勝では、2度のフルゲームを乗り越えて決勝まで勝ち上がってきた小野寺翔平と対戦。豊富な運動量と勢いで得点を奪いにくる小野寺に対し、パワーのある両ハンドドライブだけでなく、緩急をうまく使ったプレーで着実に得点を重ねた松下。各ゲームとも競り合ったが、戦術と経験の差を見せた松下がストレートで小野寺を下した。
「うれしいけど疲れましたね。(決勝は)フルゲームになるくらいの気持ちで臨みました。粘られても心を折れずに、決めるところをはしっかり決めることを意識しました」(松下)
女子シングルスは牛嶋星羅がフルゲームの激闘を制して優勝。塩見真希との決勝は、1時間近い大激戦となった。フォアに表ソフトを貼る塩見が丁寧なカット打ちとツッツキを織り交ぜたプレーで牛嶋のカットを崩そうと試みるが、牛嶋もミスの少ないカットと時折見せる攻撃で応戦し、勝負は最終ゲームに突入。最終ゲームは塩見が10-5で先にマッチポイントを握ったが、牛嶋が着実に得点を重ねて塩見にじわじわと詰め寄る。試合を決めたい塩見だったが1点が遠く、牛嶋が怒涛の7連続得点で逆転優勝を決めた。
「逆転で優勝できてうれしいです。相手のほうが決めたい気持ちは強いだろうなと思っていたので、粘り強く戦ったら結果的に勝つことができました」(牛嶋)
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