卓球王国 2021年1月21日 発売 vol.286
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全日本選手権2021

事実上の決勝だったのか。松島vs篠塚は篠塚に軍配

●ジュニア男子準々決勝
岡野俊介(愛工大名電高) 9、8、8 星優真(東山高)
鈴木颯(愛工大名電高) 6、9、2 高橋航太郎(実践学園高)
濱田一輝(愛工大名電高) −7、7、−8、9、9 谷垣佑真(愛工大名電高)
篠塚大登(愛工大名電高) 5、−8、−7、7、4 松島輝空(JOCエリートアカデミー)

ジュニア男子準々決勝は愛工大名電がベスト4を独占!
注目の一戦、松島対篠塚の左腕対決は、1ゲーム目、あまいサービスやレシーブに対しては積極的に回り込み、バックストレートに打ち抜いた篠塚が先取。しかし、2・3ゲーム目は松島が途切れない集中力で奪い返す。篠塚は台から下げられ、両ハンドドライブで緩急をつけていくが、松島のブロックは崩れない。篠塚のフォアへ流れていく横回転ブロックなどは心憎いほどだった。

しかし、ミスが出てもバックサイドに回り込んで攻める篠塚に対し、松島も徐々にプレッシャーが大きくなっていく。ミスをすると何度もラケットを見るなど、精神的に苦しい様子がうかがえた。

最終ゲームに持ち込まれ、4−4から篠塚のバックのループドライブに松島のカウンターがミス。通常ならここでチェンジコートとなり、ひとつ間が空くところだが、今大会は週末の2日間以外は新型コロナ対策でチェンジコートなし。4−4から篠塚が一気に6点連取でマッチポイントを握り、最後は根負けしたかのように松島の強打が大きくオーバー。

ジュニアの域を超えたハイレベルな一戦だったが、高校生の意地を見せた篠塚。敗れた松島はベンチでタオルに顔を埋め、しばらく立ち上がれなかった。負けず嫌いの虫に火がついて、これをバネに一般での快進撃に期待したい。

篠塚、最後は攻め切って松島との熱戦を制す

松島は篠塚を追い詰めながら、あと一歩。試合後のベンチでは涙

ジュニア準々決勝のその他の試合では、濱田と谷垣の一戦がゲームオールまでもつれた。中陣で粘りに粘り、根性のフォア連打を見せる濱田と、威力ある両ハンドでスマートにプレーする谷垣。しかし、最後はゲームオール9−9で、濱田が決死のバックハンド強打を2本決め、熱戦に終止符を打った。

オールフォアに近いフットワークを見せながら、最後はバックで攻めた濱田が勝利

星との左腕対決を制した岡野俊介(愛工大名電高)