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全日本卓球2021

宇田幸矢の会見「腰の故障もあって休んでいたけど、今は良い状態」

昨年の全日本男子シングルス決勝で、張本智和をゲームオール11−9で破って衝撃的な初優勝を飾った宇田幸矢。新型コロナの自粛期間中は腰に故障を抱え、しばらく練習できない時期が続いたが、木下マイスター東京から琉球アスティーダに移籍した今シーズンのTリーグではシングルス7勝の活躍。チームを一気に首位へと押し上げる原動力になった。
明日の男子シングルス初戦(4回戦)を前に、リモートでの会見に臨んだ宇田。以下は記者との一問一答。

 

―もうすぐシングルスが始まります。
「ディフェンディング・チャンピオンですけど、挑戦していきたい。大きなプレッシャーだったり、緊張感は以前と変わらない。全日本で優勝した後に、3月くらいに腰を故障して、練習できない時期もあり、反省することもありました。半年くらい休んでんでいたので、フィジカル面をしっかりやってきた」

―腰の故障はどのような状態でしたか?
「腰は疲労骨折のようになり、疲れが出て、炎症を起こしていると言われた。8月までは休んで、その後、1日30分から練習を増やしていきました」

―この状況での全日本はどう感じる?
「このコロナ禍、いろいろな不安がありますが、試合をできることに感謝して、優勝を目指してやっていきたい。張本君、戸上、丹羽さんがライバルだと思っています」

―この1年で成長した部分は?
「成長した部分は、カウンターの安定性が上がってきたところ。ただ、フィジカル面ではトレーニングができていないので、動きが遅くなったり、ボールが遅くなったかもしれない。
12月のTリーグが終わってから、全日本に向けてフィジカル面もしっかり調整してきた。少し休んでから練習を増やしました。フィジカル面ではジムに通って、週に4回から5回、2時間半くらいやっていた。Tリーグの時よりは納得のいくボールも出せるようになって、非常に良い状態です」

「状態は非常に良いと語る」前年度チャンピオン、宇田幸矢(写真は2020年全日本卓球)

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