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全日本卓球2021

中電の頼れる主将・土田美佳、最後の全日本は笑顔

●女子シングルス2回戦
皆川優香(大阪成蹊大) 7、8、−3、−6、4 土田美佳(中国電力)

女子シングルス2回戦、中国電力のキャプテン土田美佳は関西学生チャンピオンの皆川優香と対戦。ゲームカウント0−2から2−2に追いついたが、5ゲーム目は4−11で敗れ、全日本での戦いを終えた。

バック表ソフトの異質攻撃型、スケールの大きな攻守を見せた土田美佳

土田は今大会が最後の全日本。「今年はケガもあって、本当に最後の最後までコートに立てるかわからなかった」という。「5月に腰を傷めてしまって、そこから手術したりして、11月の後期日本リーグに間に合わせようと準備をしていく中で膝を傷めた。1年中ケガしていた感じですね」(土田)。

「今年で区切りをつけたのは、2年前に中国電力のキャプテンを任せていただいて、2年間はキャプテン業をしっかり全うしようと思っていた。キャプテンになった時点で、私の中で引退は決めていました。
試合が終わった瞬間は、あまり『最後だな』という感じはしなかったんですけど、私ひとりでは今日この日までコートに立てなかった。周りの方に恵まれて、周りの方に助けてもらった。自分一人ではここまでやってこられなかったし、周りの方に感謝の気持ちでいっぱいです」(土田)

「一度体を休めてから、また中国電力の応援に回って、私にできることでみんなをサポートしたい」という土田。ベンチにはともに中国電力でプレーした姉・美紀が入り、最後は姉妹揃って、笑顔で全日本の舞台を去った。

最後の全日本、ベンチには姉・美紀さんが入った

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