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WTTコンテンダーマスカット、シングルスで早田ひなが栄冠!混合複で松島輝空/張本美和が準優勝

10月8〜14日にかけて、オマーンで開催されたWTTコンテンダーマスカット。昨日男女シングルス・男女ダブルスの決勝が行われ、女子シングルスで早田ひな(日本生命)が優勝を果たした。

早田は、2回戦で梁夏銀(韓国)、準決勝では長﨑美柚(木下グループ)とのフルゲームにもつれる激戦を制し決勝へ。決勝は、張本美和(木下アカデミー)を退けて勝ち上がったA.ディアス(プエルトリコ)と対戦。
アジア選手権、アジア競技大会、WTTスターコンテンダー蘭州と連戦で疲れもある中、決勝ではサービスからの3球目攻撃で確実に得点を重ね、パワーあふれるA.ディアスとの引き合いでも打ち負けない強さを見せ、4−0で完封。今季2度目となる国際大会でのタイトル獲得となった。

〈女子シングルス〉
優勝:早田ひな
準優勝:A.ディアス(プエルトリコ)
3位:長﨑美柚、張本美和

女子シングルス優勝の早田ひな

男子シングルスは、カルデラノ(ブラジル)が栄冠。決勝は、2回戦で林昀儒(チャイニーズタイペイ)を撃破し、勢いに乗るピッチフォードと対戦。フルゲームにもつれる大接戦となったが、最終ゲームは出足から4-0とリードを広げたカルデラノが、最後追い上げるピッチフォードを振り切り、優勝を決めた。

〈男子シングルス〉
優勝:カルデラノ(ブラジル)
準優勝:ピッチフォード(イングランド)
3位:シェルベリ(スウェーデン)、ゴーズィ(フランス)

男子シングルス優勝のカルデラノ(ブラジル)

 

また、混合ダブルスでは、松島輝空/張本美和(木下アカデミー)が準優勝。決勝は1ゲームを奪うに留まったが、準々決勝では世界選手権2位の張本智和(智和企画)/早田ひなを破るなど、ポテンシャルの高さを見せつける大会となった。

混合ダブルス準優勝の松島輝空(左)/張本美和

 

その他、各種入賞者は以下のとおり

〈男子ダブルス〉
優勝:フランチスカ/オフチャロフ(ドイツ)
準優勝:シェルベリ/K.カールソン(スウェーデン)
3位:ピッチフォード/ジャビス(イングランド)、黃鎮廷/何鈞傑(香港)

男子ダブルス優勝のフランチスカ(右)/オフチャロフ(ドイツ)

〈女子ダブルス〉
優勝:朱成竹/吳詠琳(香港)
準優勝:トドロビッチ/アルティンカヤ(セルビア/トルコ)
3位:黃怡樺/陳思羽(チャイニーズタイペイ)、マテロバ/バラゾバ(チェコ/スロバキア)

女子ダブルス優勝の朱成竹(右)/吳詠琳(香港)

〈混合ダブルス〉
優勝:林昀儒/陳思羽(チャイニーズタイペイ)
準優勝:松島輝空/張本美和
3位:パン・コーエン/ウォン・シンル(シンガポール)、チウ・ダン(ドイツ)

混合ダブルス優勝の林昀儒(右)/陳思羽(チャイニーズタイペイ)

 

写真提供:WTT

★WTTコンテンダー マスカット 記録
〈男子シングルス〉
●準々決勝
シェルベリ(スウェーデン) 5、-9、9、-4、7 張本智和
ピッチフォード(イングランド) 9、4、-9、8 松島輝空
●準決勝
ピッチフォード 9、-4、9、9 シェルベリ
カルデラノ(ブラジル) -9、-9、7、2、7 ゴーズィ(フランス)
●決勝
カルデラノ -6、-1、8、0、4、-10、7 ピッチフォード

〈女子シングルス〉
●準々決勝
早田ひな 8、7、9 田志希(韓国)
長﨑美柚 8、-10、9、8 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
張本美和 2、5、5 ミッテルハム(ドイツ)
●準決勝
早田ひな -9、7、3、-10、2 長﨑美柚
A.ディアス(プエルトリコ) 5、12、-9、-10、7 張本美和
●決勝
早田ひな 7、5、5、6 A.ディアス

〈男子ダブルス〉
●準決勝
シェルベリ/K.カールソン(スウェーデン) 6、7、6 ピッチフォード/ジャビス(イングランド)
フランチスカ/オフチャロフ(ドイツ) 9、5、-7、6 黃鎮廷/何鈞傑(香港)
●決勝
フランチスカ/オフチャロフ 11、4、9 シェルベリ/K.カールソン

〈女子ダブルス〉
●準決勝
トドロビッチ/アルティンカヤ(セルビア/トルコ) 4、8、-9、-9、9 マテロバ/バラゾバ(チェコ/スロバキア)
朱成竹/吳詠琳(香港) -9、-10、7、5、11 黃怡樺/陳思羽(チャイニーズタイペイ)
●決勝
朱成竹/吳詠琳 5、6、4 トドロビッチ/アルティンカヤ

〈混合ダブルス〉
●決勝
林昀儒/陳思羽(チャイニーズタイペイ) 7、-16、8、4 松島輝空/張本美和

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