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張本美和、平野美宇との同士討ち制し2回戦へ WTTチャンピオンズ フランクフルト

10月29日より、ドイツ・フランクフルトで開催中のWTTチャンピオンズ フランクフルト。昨日(30日)行われた女子シングルス1回戦で、張本美和(木下アカデミー)が平野美宇(木下グループ)との同士討ちに3-1で勝利し、2回戦進出を決めた。

勝負どころとなったのは、ゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目だろう。ゲーム終盤は互いに1点ずつ奪う合う展開が続き、ジュースにもつれ込む。コートを広く使った激しいラリーが続いたが、最後は張本が13-11でゲームを奪い、勝利に王手をかけた。

4ゲーム目も、序盤から勢いよく攻めた張本が中盤で6-3とリード。平野も負けじと追い上げを見せ6-6、7-7と並んだが、最後は張本がラリーで粘り強さを見せ、4点連取で勝利をつかんだ。

2回戦進出を決め、安堵の笑顔を見せた張本

平野は1ゲーム目を奪う好調な滑り出しを見せたが、初戦突破ならず

張本の2回戦の相手は、昨日行われた1回戦でシャン・シャオナ(ドイツ)とのフルゲームにもつれる熱戦を制した早田ひな(日本生命)という、再び日本勢同士のぶつかり合いとなる。

1回戦でシャン・シャオナとの激戦を制した早田

また、昨日行われた男子シングルス1回戦には、篠塚大登(愛知工業大)も登場。昨年Tリーグにも参戦し、ここ最近では10月上旬から中旬にかけて開催されたWTTコンテンダー マスカット(オマーン)で林昀儒(チャイニーズタイペイ)を破るなど、好調ぶりを見せているピッチフォード(イングランド)と対戦。

持ち前の威力あるフォアドライブを鮮やかに振り抜く場面もあった篠塚だが、リーチを生かしたピッチフォードのドライブに終始押される展開が多く、1-3で敗れ、惜しくも初戦突破はならなかった。

終始押される展開が多かった篠塚

長い手足を生かしたパワードライブで篠塚を退けたピッチフォード

写真提供:WTT

★WTTチャンピオンズ フランクフルト記録(日本選手のみ)
〈男子シングルス〉●1回戦
ピッチフォード 4、-8、11、5 篠塚大登

〈女子シングルス〉●1回戦
早田ひな -11、7、5、-8、5 シャン・シャオナ(ドイツ)
張本美和 -7、8、11、7 平野美宇

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